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産後の骨盤ベルトについて

骨盤のゆがみが与える影響、骨盤ベルトの使用時に気を付けたいこと。

昔はなかった骨盤ベルトが現在はなぜ必要か、骨盤のゆがみが与える影響、骨盤ベルトの便利な着け方などを詳しくお話していきます。

骨盤ベルトへの疑問

  • 骨盤ベルトってよく聞くけど、なんで産後によく使われるの?
  • 妊娠してない人が腰痛に使ってるのとどう違うの?
  • 骨盤ってそんなに大事?赤ちゃんに関係があるの?
  • 骨盤て妊娠と出産時期にどうなっちゃうの?
  • そう疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
  • 骨盤ベルト、トイレの度に面倒くさいんじゃない?
  • 着け外し、面倒ですよね。分かります。
  • でも、ちょっとした工夫で便利な着け方もあるんです。

昔はなかった骨盤ベルト

001昔は、パソコンもなく、車や電車、電動自転車も普及していませんでした。

そんな生活の中では、農作業や歩くことが生活の中に取り入れられ、一般に運動量が多く、骨盤を支える筋肉も発達していました。

しかし、現代の生活では、昔に比べて運動量も少なく、自ら気を付けて運動を取り入れないと運動不足になってしまうほど。

常にスポーツをしている人以外は、現代の妊婦さんは、昔の人に比べて骨盤を支えている筋肉だけではなく、体全体の筋肉量が少ない傾向にあります。

筋肉量が少なく靱帯も細いと、骨盤を支える力が弱くなり、骨盤が緩んだり歪みやすくなります。

さらに、妊婦さんの骨盤は、出産時赤ちゃんの産道を広げるために、ホルモンの作用でゆるみやすくなっているのです。

ただでさえ、支える力が少ない骨盤に、妊娠で大きくなったお腹の重力が加わり、更に骨盤が歪みやすくなってしまうのです。

骨盤が歪むと、何がいけないの?

骨盤はママの内臓だけでなく、子宮付属器(子宮や胎盤、羊水など)と赤ちゃんを支えてくれる大切な骨の集まりです。

骨盤が緩んだり、歪んでると、妊娠することにより内臓が下がり、さらに骨盤が開いてしまいます。

下がり気味になった子宮や内臓のため、血流が悪くなったり子宮頚管が短くなりがちになり、お腹が張りがちになってしまうこともあります。

また、妊娠中の頻尿、尿漏れ、便秘や痔などのマイナートラブルを強くさせてしまうこともあるのです。

骨盤は出産時に赤ちゃんの頭が出る大切な出口です。

赤ちゃんの頭が出る時間は、出産のクライマックスといってもよいでしょう。なぜなら、ママと赤ちゃんの生命に関する一番大切な時だからです。

赤ちゃんは、手足を屈曲させ、顎を胸に引き寄せた状態で一生懸命出てきます。

なぜこのような姿勢かというと、赤ちゃんの頭は体の中で一番大きいので、できるだけ小さくした方が早くスムーズに産まれてこれるからです。

顎を胸に近づけてお辞儀をしている姿勢が、頭の周囲径が最小径になり、ママと赤ちゃんにとって一番負担が少ないのです。

骨盤が緩んでいると、赤ちゃんは少し顎が離れている、お辞儀が少ない姿勢になります。

その結果、頭の最小径の部分ではなく、頭の大きな部分から出てくることになり、ママと赤ちゃんへの負担が大きくなってしまうのです。

また、赤ちゃんが無事に産まれた後の影響もあります。

赤ちゃんが産まれ胎盤が娩出した後には、子宮からの出血がありますが、子宮が下がったままだと出血が止まりにくいことがあります。

この出血が多量になると、ママの身体に大きな影響を及ぼします。

骨盤のゆるみを少なくし、子宮が上の方にあると出血量が少なく、ママへの負担も少ないのです。

出産後、恥骨や腰の痛み、尿漏れなどに悩まされている人も多くいます。

骨盤は、出産後2か月くらいまでは緩みやすくなっていますので、出産後すぐから骨盤ベルトを継続的に着けることによって歪みや緩みを予防し、マイナートラブルをできるだけ最小限にすることもできるのです。

骨盤を歪ませないようにする方法と妊娠中の生活

妊娠中はホルモンの影響で骨盤が緩みやすくなっていると述べましたが、妊娠してから徐々に増え、そのホルモンが最高に達するのが40週です。

これは赤ちゃんの産道を広げるためなのです。妊娠中から意識し、骨盤を歪ませるような姿勢を避け、骨盤を支える筋肉や筋を衰えさえない生活をすることが大切です。

骨盤を歪ませる姿勢とは、床に横ずわりをする、背骨を丸めてお腹や尾骨に負担がかかる姿勢などです。

妊婦に良い姿勢とは、あぐらをかいた姿勢、できればお尻の後ろに座布団やクッションを挟んでお尻に高さをつけてあぐらをかくのもいいでしょう。

また、股の間に座布団やクッションを挟み、高さを作って足に負担の少ない正座もいいでしょう。

妊娠したから身体を大事にしないといけないといって、外出もせず1日中横になって過ごしていると、筋力が衰えるだけではなく、活動不足によって生活のリズムが乱れたり、夜間に良質な睡眠が得られなかったりと悪い影響がでてくることもあります。

毎日規則正しい生活をしながら、1日3食しっかりと栄養価の高い食事をとり、ストレッチやヨガ、散歩などの軽い運動を取り入れて、快適マタニティライフを楽しんでいただきたいものですね。

ただし、ストレッチやヨガは妊婦に合った無理のないものを選び、妊娠初期のつわりがひどい時や、体がだるい時、出血やお腹の張りなど何か異常がある時には無理をせず、主治医の先生に相談しましょう。

【参考URL】

骨盤ベルト購入時に気を付けるべきこと

きちんと骨盤ケアをしたい方には、さらしや骨盤ベルトを購入して着けるのもお勧めです。

さらしは安価で洗濯もしやすいですが、巻き方によっては外れやすく、巻き方にも少し練習が必要です。

骨盤ベルトは、さらにし比べたら安価ではありませんが、便利で着け方も比較的簡単です。骨盤ベルトにはいくつか種類があり、自分の症状や時期に合ったものを購入する必要があります。

また、腰痛サポートベルトと骨盤ベルトは異なり、サポートする筋群が違います。

腰痛サポートベルトは腰や背中の筋肉や筋をサポートしてくれ、巻く場所は下腹部から腰の部分に巻きますが、骨盤ベルトは恥骨結合から腸骨の間を巻きます。

さらに、見た目も違います。腰痛サポートベルトは、腹巻のように幅が広いのですが、骨盤ベルトは幅がとても狭いですので、購入する際はベルトの種類と正しい着け方に気を付けましょう。

骨盤ベルトにもいくつか種類があります。

恥骨結合が痛い方専用、腰や尾骨が痛い方専用などです。

商品を購入する際は詳しい説明書がついている場合が多いので参考にするとよいでしょう。

それでも不安な場合は、各市町村や病院の外来などでも骨盤ベルトの着け方を助産師が教えてくれる教室がありますので、利用してみるのもいいでしょう。

購入した後、着ける場合には必ず骨盤より内臓や子宮が身体の上部になっていなければなりません。これを骨盤高位といいます。

内臓や子宮が下がった状態のままでは骨盤ベルトの効果が発揮できないうえに、内臓や子宮ましてや赤ちゃんに負担をかけてしまうことになります。

骨盤高位にするには、仰向けで座布団やクッションでお尻を高く持ち上げた姿勢を5分くらい保持した後、骨盤ベルトをそのまま装着します。

ベルトを巻く強さは、ご自身が心地よいと思う程度でいいのです。強く巻きずぎると、座った時に締め付け痛みを感じたりすることがあります。

さらに外す時は、必ず寝たまま、どうしても寝る場所がない場合には座った状態で外します。

立ったままで骨盤ベルトを外すと、急激に骨盤が緩んでしまい内臓が下垂してしまうためです。

トイレに行く度に外すのが面倒くさいと、続かない方がいますが、着け方によってはトイレで外さないでいい方法もあります。

骨盤ベルトはナイロン製のものが多いので直接肌に触れている時間が長いと皮膚にかぶれを起こす人もいます。

そのようなトラブルを避けるため、綿素材の腹巻を巻いた上から骨盤ベルトを巻き、その上から腹巻の半分を折り返せば骨盤ベルトに肌が触れることはありません。

その上から、下着、ズボンを履けばトイレのたびに着けたり外したりしなくて済むのです。いかがですか?

かわいい赤ちゃんのためにも、いい骨盤で、快適マタニティライフをお過ごしくださいね。

注:あくまでも正常な場合について書いたものであり、何か異常がある場合はこの限りではありません。主治医とご相談の上、ご自身でご判断ください。

【参考URL】

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