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熱が出ている時に注意すべき他の症状は?

子供の発熱には他の症状がよく見られます。そのため体温だけでなく、健康な時の様子や状態についても記憶しておかなければなりません。「病気にいち早く気付く」ことが先決です。

病気の随伴症状

≪発熱時の随伴症状と、疑われる病名の一例≫

高熱、全身倦怠感、頭痛、腹痛、下痢、嘔吐、咳、咽頭痛、関節痛、筋肉痛 インフルエンザ
頭痛、全身倦怠感、咽頭痛、腹痛、嘔吐、頸部リンパ節の腫れや痛み 急性扁桃炎
頭痛、嘔吐、痙攣、首を前に曲げる時に痛み 髄膜炎
頭痛、嘔吐、痙攣、首を前に曲げ時の痛み、意識障害 脳炎
(生後6カ月~5歳以下)数分の意識消失、全身のつっぱり、四肢の痙攣 熱性痙攣
(生後6カ月~2歳に多くみられる)耳痛、耳だれ、耳閉感、難聴 急性中耳炎

メイン症状に伴う他の症状…これらを随伴症状と呼びます。

鼻水、咳、嘔吐、下痢、顔色不良、呼吸困難、痙攣、意識障害、関節痛、皮膚の異常などが出たら、それが随伴症状です。病気によっても異なり、全くないものもあります。

随伴症状を知る大切さ

例えば「風邪をひいた」時の感染源は200種以上あり、毎回同じウイルスとも限りません。

私たちは鼻風邪・胃腸風邪という言葉で、(熱以外の)症状別に風邪を区別しています。

随伴症状に注目するのは、「目で見てわかる」ものが多いからです。

顔色や表情だけでは読み取れない体の状態を把握しやすくなり、医療従事者でないママの病気への不安を減らすことができます。

実際には以下のような判断の手掛かりとしています。

  • このまま経過を見守った方がよいのか
  • すぐ病院に連れて行くべきか
  • この病気は長引くのか
  • どんな病気に感染しているのか

同居家族への感染予防にも役立っています。
【参考URL】

注意すべき夏風邪の症状

熱以外の症状が特徴的な夏風邪を例に見てみましょう。レジャーが多く、病気対策を怠りがちな夏場によく流行しますので、是非参考にしてみて下さい

引用:国立感染症研究所 感染症発生動向調査 図版参照

ケース①

※国立感染症研究所 感染症発生動向調査より

  • 口の中を痛がって食べたがらない
  • よだれが多くなる
  • 高熱が出てもすぐに下がる

これらは「ヘルパンギーナ」に多く見られる症状です。喉にできた1~2㎜の水疱や潰瘍による痛みが原因で食欲が減ります。一日二日食べなくとも問題はありませんが、水分は必須です。

水疱部分がしみるようなオレンジなどの食材は、痛みが増すので避けて下さい。
※通常、受診を急ぐ必要はなく、症状がひどい場合に対症療法の薬を処方してもらう程度で数日経てば治ります。

ケース②

※国立感染症研究所 感染症発生動向調査より

  • 口内炎がいくつもできる
  • 手の平、足の裏に赤い発疹(ブツブツ)ができる
  • 熱はない

これは「手足口病」の特徴的な症状です。発疹が水疱になって破れたり熱が出ることは少ない病気です。原因ウイルスの種類によって発疹のできる箇所は様々です。

肛門周りや肘の外側、膝の頭に発疹が出ることもあります。口の中に発疹ができると痛くて飲食がしづらくなるので、刺激の少ないものを食べさせ、こまめに水分を補給します。

※通常、受診を急ぐ必要はありませんが、上記二つの病気はその他の症状に要注意です。無菌性髄膜炎(ウイルスなど細菌以外の病原体が原因)になる可能性があり、予防接種などのワクチンはありません。

他の症状が見られる時は至急病院を受診するようにしてください。

引用:国立感染症研究所 感染症発生動向調査 図版参照

ケース③
  • 喉の奥の扁桃が化膿してものすごく痛い
  • 目が真っ赤になる
  • 高熱が4日以上続く

これはアデノウイルスに感染して起こる「咽頭結膜熱」と呼ばれる病気です。プールで感染することが多いため、プール熱と呼ばれています。

感染力がとても高く、インフルエンザよりも高熱で全身がぐったりします。大量に汗をかき、とにかく水分補給と安静が必要です。この病気もウイルスを攻撃する特効薬はありません。

急ぎ受診の必要はありませんが、「その他の症状が出る」「水分補給ができない」時はすぐに病院へ!また感染力がとても高いので、他の方にうつさないようにすることが大切です。

受診の際は事前に電話で伝えておくなどして感染拡大を防ぎましょう。
※国立感染症研究所 感染症発生動向調査より

これら夏の三大感染症は、食欲がなくなることの多い病気です。

引用:国立感染症研究所 感染症発生動向調査 図版参照

  • 夏バテだから?
  • 虫歯で歯が痛いから?
  • 口内にできものができたから?
  • 熱が出始めているから?

食欲ひとつで原因はいろいろと考えられます。その他に何か特別なことはないか、周りで同じような症状が流行っていないか、敏感になることも大切です。

おなかが痛い場合

私たちはおなかが痛い時、真っ先に下痢か便秘を疑います。

  • 冷たいものを食べ過ぎたかな?
  • おなかを冷やしたのかも
  • そういえば最近お通じがないな

ママ本人であれば、痛みの経験から腹痛の原因に見当をつけ、様子を見るか市販薬で対処することが多いかと思います。でも子供の場合は別で、年齢が下がるほど痛みの表現ができず、本当におなかが痛いのかも怪しいことが多々あります。

年頃になれば、精神面からくる過敏性腸症候群による腹痛もあり、腹痛の対処がより難しくなります。

下痢と嘔吐が特徴の胃腸風邪

引用:国立感染症研究所 感染症発生動向調査 図版参照

冬場に比較的多い下痢を伴う腹痛には、感染性胃腸炎を疑います。いわゆる胃腸風邪です。その特徴は下痢と嘔吐で、下痢だけの場合は様子を見ます。

ウイルス感染が原因でも重症化することは少なく、腸内に溜まったウイルスたっぷりの便を出し切って安静にしていれば、直に回復するケースがほとんどです。(脱水には注意!)

下痢と嘔吐が同時または交互に起こる感染性胃腸炎の場合は注意が必要です。

幼児が大泣きして思わず吐いたり口に食べ物を入れすぎて戻す嘔吐とは、症状の激しさがあまりにも違います。

新米ママでもすぐにわかる程の激しさです。ほんのひと口の水でも吐いてしまいぐったりします。

水様便(下痢)の回数も多く一気にやつれます。物心つく前の子供でも吐く辛さがわかり、飲食を嫌がります。

注意すべきは、自己判断で吐き気止めや下痢止めを使用してはいけない点です。原因ウイルスが体内から出られず、症状が長引いてしまいます。

脱水の危険も高く、嘔吐と下痢が落ち着いた瞬間に受診し医師の指示を仰いで下さい。

胃腸風邪の対処

この胃腸風邪は、看病よりも便と吐瀉物の処理の方がやっかいです。苦しんでいる我が子に付き添いたい気持ちを抑え、汚物をいち早く処理しなければなりません。

原因がノロウイルスの場合はアルコール除菌も効果がありませんので、便や吐瀉物で激しく汚れてしまった衣類は処分するのが一番です。処分できないものは、汚れをきれいに取り除き、熱湯処理し、日光で殺菌します。

必須アイテムは以下のものです。

  • 感染予防用のサイズの合ったマスク
  • 使い捨てのゴム手袋
  • 新聞紙など吐瀉物を包む紙
  • 破れにくいビニール袋
  • 新聞紙などを入れた洗面器
  • 消毒用アルコール
  • 除菌できる塩素系の洗濯洗剤
  • 手指用の除菌せっけん

処理の際は必ずマスクとゴム手袋を着用し、それらを処分する際も、吐瀉物などに触れた面が直接皮膚に触れないように注意します。

部屋の喚起も必ず行って下さい。

ママが感染すれば、家族全員かかるものと思って気を引き締めなければなりません。

貧しかった私は汚れ物を洗って「再利用」が基本でしたが、ママとなって変わりました。ウイルスの残る可能性や、処理にかかる手間と時間を惜しんでのことです。

パパも最大限協力してくれましたが、汚物処理はなかなか…。お子さんが無事回復したら預けるなどして、ママには一番に休んでほしいです。
【参考URL】

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