赤ちゃんようこそ.com > 産後 > 予防接種のスケジュール、どうやって組めばいい?

予防接種のスケジュール、どうやって組めばいい?

近年の予防接種

ワクチンで予防できる疾患と、そのワクチン

我が国の予防接種は1849年に始まります。

予防接種は、ワクチンを体内に取り込み、特定の病原体への抗体を作って感染症から身を守るものです。

引用:週刊医学界新聞 図版参照

異物を取り込むことで、副反応や原因不明の異常を起こすこともあり、ワクチンの再開発や法改正が行われてきました。

近年の変更点
  • ポリオ生ワクチン→不活化ワクチンへ
  • Hib、肺炎球菌ワクチン→定期接種に
  • 三種混合→四種混合へ

※ポリオ生ワクチン接種済みの場合、四種混合はポリオの過剰摂取となるため医師と相談して下さい

  • 水痘、子宮頸がんワクチン→定期接種に

※子宮頸がんワクチン…副反応の懸念が国内に広まっていること、新しいワクチンのため子宮頸がん予防の実証性が乏しいことから、「積極的に推奨しない」となったままです。(H25年告示~H27年時点)

このように医学の進歩や接種後の報告例、研究データなどにより、変更が度々行われています。

1~2年で全く変わってしまうこともありますので、上のお子さんがいらっしゃるママさんは特に注意が必要です。

マスコミに惑わされず、小児科にある製薬会社のパンフレットや厚生労働省の告示、自治体のお知らせなどを見て情報収集に努めたいですね。

ワクチンの種類

ワクチンの種類 病原体
不活化ワクチン ウイルス ポリオ、日本脳炎、インフルエンザ、B型肝炎など
細菌 百日せき、肺炎球菌、ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型(ヒブ)など
生ワクチン ウイルス はしか(麻しん)、風しん、おたふくかぜ、みずぼうそう(水痘)、ロタなど
細菌 結核(BCG)
トキソイド 毒素 ジフテリア、破傷風

子供が受ける予防接種ワクチンには主に3種類あります。種類別に接種間隔(次の接種を受けるまでの待期期間)が異なるため、保育者は正確に知っておかなければなりません。

生ワクチン(次の予防接種まで、接種日から27日間以上あける)

生きた病原体(ウイルスや細菌)を体内に取り込みます。

病原体の毒性は弱めてあり安全ですが、体内では接種したウイルスや細菌が増殖していきます。

その中で免疫を獲得しますので、病気の症状が軽く出ることがあります。

自然感染に近い状態で長期持続可能な強い免疫を獲得することができ、接種回数も少なくて済みます。

不活化ワクチン(接種日から6日間以上あける)

病原体から免疫をつくるための成分を取り出したものです。

ホルマリンや紫外線などで病原体の持つ感染力や毒性が取り除かれており、予防接種が原因で感染する心配はありません。

ただし1回の接種では充分な免疫を獲得できず、数回の接種が必要です。

トキソイド(接種日から6日間以上あける)

菌が作り出す毒素(トキシン)のみを取り出して無毒化したものです。不活化ワクチン同様に感染する心配はないのですが、免疫が弱いため複数回の接種が必要です。

これらワクチンの種類を私達が選ぶことはできません。ワクチンの性質を知った上で、接種後のお子さんのお世話の参考にします。

【参考URL】

スケジュールの組み方

予防接種のスケジュールを組む時には以下のことに注意します。

  • ワクチン接種後、次の接種まで待たなければいけない期間
  • ワクチン毎に定められた対象年齢と接種回数

体に異物を入れる行為ですから、自己判断は危険です。母子健康手帳をよく読み、医師と相談しながら決めていきたいですね。

とは言っても、あまり医者にかかったことのないママには「医師に相談」はとても敷居が高いものです。

そんな時は、予めワクチンのことを知り、以下のようなスケジュールを組んでから質問してみてはいかがでしょうか?

スケジュールの組み方

引用: ジャパンワクチン株式会社 図版参照

① 一年分(誕生日起算)のカレンダーを用意しましょう

年齢別にすると見やすくなるので、一年ごとがお勧めです。

一から作ると大変なので、製薬会社や乳幼児用の食品会社が無料配布しているものや、携帯アプリを活用すると便利かと思います。

② 定期接種の接種推奨期間を記入しましょう!

国が接種を強要することはありませんが、公費負担の定期接種は我が子を病気から守るだけでなく、感染拡大を防ぐ社会的意味でも必ず受けさせたい接種です。

マーカーで色付け、⇔を入れるなど印がついていると見やすいですね。

③ 予防接種を受ける小児科を選びましょう!

これはとても重要です。

小児科によってワクチン接種の実施方法(単独ワクチン、混合ワクチン、同時接種など)が異なります。

ママやご家族の方針をはっきりと決めておかなければなりません。

かかりつけの小児科で受けたい場合は、予防接種実施の指定医療機関かどうか、自治体告示の一覧表を確認してください。

④ 病院の受診曜日とママの都合を照らし合わせて接種日を大まかに決めていきましょう!

月単位でゆとりを持たせて決めておくと後々融通が利くので良いかもしれませんね。

⑤ 次に任意接種を選びましょう!

任意接種は基本全額自己負担です。結構な負担となるものもあり、受けるべきか迷うところですが、自治体によって補助金の出ているものもあります。

HPなどで調べてみるとよいですね。また、今の年齢でしか受けられない期間の短いものは優先的に決めなければなりません。

接種期間に数年のゆとりがあり、病気が流行していなければ、次年度に繰り越しても問題ありません。

⑥ 接種漏れがないか、ワクチン名を必ず確認しましょう!

受けることを忘れるというよりは、年齢が上がってから受ける追加接種の存在を忘れてしまうことなどがよくあります。

日程に苦戦するママ

引用: 都市住宅学会 図版参照

ママはとにかく頭を使います。

ワクチンについて知り、受けるものを選び、小児科を決め、接種間隔と家族の都合を照らし合わせて日程を組む…etc.ですが、時間をかけて組んだ日程は不測の事態であっという間に変更になります(悲)。

子供の発熱、家族の都合、園の行事、ママの体調、天候…etc.挙げだしたら切りがありません。

私自身、日程の把握や持ち物など独身時代はきちんとしていたのに、子供が生まれてからは別人となりました(笑)。忘れ物やうっかりが茶飯事です(汗)。

日々慌ただしいママですが、ママがパニックになったり、イライラしたり、精神的に参ってしまわないように心掛けたいですね。

そのためには、何事も「ゆとり」を持たせて決めておくのが一番かと思います。我が家では、あくまで「予定は未定」というスタンスで、月単位、季節単位で「この期間内に受けよう」という心積もりでいます。

スケジュール管理の大切さ

予防接種は接種対象年齢が決められています。

  • 特定の感染症にかかりやすい
  • 重症化しやすい
  • 感染が拡大しやすい
  • 免疫を獲得する上で効果的 etc.

このように様々な観点から国が定めているのですが、受ける日時や医療機関のセレクトは保護者に任されており、接種に関してはすべて自己責任です。

生後間もなく地域の保健センターから接種のお知らせが届くといったものではありません。

情報を整理して管理する「仕事」もママの業務の一つです。

でもこれが本当に大変!一人目は良いのですが、二人目三人目となるとママの頭の中はぐちゃぐちゃになります。

スケジュールを決めて終わりではなく、変更になったら即次の日程を書き込む、接種したか否かを記すなど、「記録すること」を習慣にしてうっかりを回避したいですね。

【参考URL】

関連記事

  1. 同時接種は本当に安全なの?
  2. 時間がなくても大丈夫!産後美容法のポイントとコツについて~スキンケア編~
  3. 妊娠・出産したら身体はどう変わる?~妊娠中の身体の変化と産後の体重・体型戻しについて~
  4. 任意の予防接種は受けさせるべき?
  5. 熱が出ている時に注意すべき他の症状は?
  6. 赤ちゃんの熱、何度から病院へ連れていくべき?
  7. 産後6ヶ月が勝負!~産後ダイエットの正しいやり方と成功のコツについて~
  8. 高熱が出る病気にはどんなものがある?
  9. 赤ちゃんの急な発熱、どうしたらいい?
  10. 新生児との生活はどんなもの?~退院後の赤ちゃんとの生活について~