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あなたと家族みんなのために 産後うつ対策法

もしもあなたが、家族が産後うつになってしまったら…。対策をご紹介します!

真面目な人ほどかかりやすい、産後うつ

出産を機に、女性は妊娠していた頃と比べるとホルモンのバランスが大きく変わり、慢性的な睡眠不足、思うように家事ができないストレス、育児の悩みなど、精神的にも体力的にも辛いことに直面するでしょう。

赤ちゃんのかわいさだけでは乗り切れない部分がある、と感じるママはたくさんいます。

近年注目を集めている産後うつも、ママやプレママにはとても身近な病気になってきています。

子育てに一生懸命な、真面目な人ほどかかりやすい産後うつ。かかってしまったとき、いったいどんな対策があるのでしょうか。

対策その1.達成感を味わおう

STEP1.いろいろできないことが普通だと捉える
かかりやすい人から見えてくること

産後うつは真面目で完璧主義な人や、比較的高齢出産(35歳以上)のママに多く見られるといいます。

また、高学歴な人、仕事が順調だった人もかかる可能性が高いそうです。

それまで状況をうまくコントロールできていた人が、赤ちゃんに振り回される生活に疲れ切ってしまう、コントロールできない自分に、その状況に、制御不能状態を作り出す赤ちゃんに苛立ってしまう、そんな図式が見えてきますね。

諦めが肝心

でも、残念ながら赤ちゃんと、赤ちゃんのいる生活を完全にコントロールできる人はいません。まずそのことを認めてしまいましょう。

賢いあなたや旦那さんならわかるはずです、解けない問題に取り組み続けることが、いかに時間と労力の無駄かということが。

STEP2.優先順位を1つ決める

次に、生活において何が一番大切なのかを考えます。シングルマザーで子供を育てていかなければならない場合、綺麗ごとでは済みません。

子供と生きていくために、生活費を稼ぐことが最優先されることもあるでしょう。また、専業主婦であったり、育児休暇中のママなら、子供が一番大切、と答える人が多いかもしれませんね。自分、という答えももちろんありです。

STEP3.それができたらOKとする
自信を取り戻せる

そしてその一番大切なことができたら、その日はOKとするのです。

一日頑張ってちゃんと働いた、子供の命を守った、自分らしく生きた、それなら今日ははなまるです。

そんなママに、自分に満点をあげてください。誇りをもってください。労ったり、褒めてあげましょう。

あれができない、これもできないといらいらしていた日々が、今日はできた、明日も頑張ろう、と、×ではなく○をつけることで、達成感を味わえる日々に変わります。

シンプル イズ ベスト

たかがこんなことで、と思われるかもしれませんが、赤ちゃんのいる生活では、なかなか達成感が味わえず、家事や自分のやりたいことを余儀なく中断させられる場面の連続です。

すべてが中途半端に一日が終わろうとしても、一番大切なことができたなら、それでよしとする。欲張らない、大切なものを見失わないことは、素敵なことだと思いませんか。

【参考URL】

対策その2.手を借りよう

STEP1.家族に話す

夫はもちろんのこと、ママのお父さんお母さんなど、身近な人たちに、自分の気持ちを正直に話しましょう。

ママが怠けているわけではないこと、一番苦しいのはママ自身だということを理解してもらい、具体的な協力が得られそうならぜひ甘えましょう。

ママが置かれている苦しい状況を共通の認識としてもってもらう、産後うつに関する知識や情報を得てもらう、症状を悪化させない、リスク回避などが狙いです。

このとき、ママと家族それぞれに、押さえておきたいポイントがあります。

ママが押さえておきたいポイント
子育てには妥協が大事!

完璧主義だったり、物事をきちんとしたいママは、他人に任せることに抵抗があったり、すべて自分でやらないと気が済まないかもしれません。

でも、そのせいでママの負担が重すぎてうつになるのなら、改める必要がありますよね。多少のことには目をつむり、おおらかな気持ちで子育てする修行をしましょう。

みんな成長できる

旦那さんのおむつ替えが下手でも不十分でも、手伝ってくれたら「ありがとう」の一言を忘れずに。こちらもダメ出しではなく、感謝の言葉で丸く収めます。

赤ちゃんにとっては、ママ以外の人との接触が増えることで、バリエーションに富んだ、豊かな経験を積むことができます。大人たちも赤ちゃんも、これもひとつの社会勉強だと思えばいいのです。

家族が押さえておきたいポイント
ただ受け止めてほしい

まず、ママの話を聴き、「そうだったんだね、それは辛かったね、大変だったね」と、気持ちを受け止めわかってあげることに力を注いでください。

ある意味、それがすべてであるとも言えます。

その場で解決しようとするのは逆効果です。病院探しを始めたり、治療を勧める、解決方法を提示するなどは家族の役割ではありません。

わかってもらえる、今の自分を認めてもらえることで初めて、ママは安心して次のステップに進むことができます。

この最初の段階を踏まないと、「結局誰もわかってくれないんだ」と心を閉ざし、孤独と絶望感を募らせ、治療がより困難になる恐れがあります。

具体的なサポートに移る

傾聴したあとは、具体的に何かできることはないかママに訊いてみてください。]気持ちをわかってくれた人には、お願いしてみる気になるかもしれませんし、わかってくれただけで十分満たされ、かなりの改善がみられる場合もあります。

STEP2.使えるものは使おう

赤ちゃんとママ2人きりの環境がずっと続くことは好ましくありません。

うつの症状が重篤な場合は、命の危険が伴います。

家族の手が借りられるなら、どんどん甘えてください。

また、行政や民間のサービスで、利用できるものはないか探してみましょう。

産後の母親を積極的にケアしようという動きは、国を挙げて始まっています。自治体によるサポートにはばらつきがありますが、まずは保健センターに相談するのが良いでしょう。

その人に合った医療機関やサービスを紹介してくれるはずです。

具体的には…

STEP3.必要な治療は受けよう
医師と納得いくまで相談を

病院にかかり、投薬治療が必要な場合も出てくるかもしれません。その際、母乳があげられなくなってしまうのではと懸念するママも多いかと思います。

ですが、引き続き母乳をあげてもかまわないお薬もあります。医師と相談し、ママがどうしたいのかを伝えましょう。

ママと赤ちゃんのための治療

これを機に母乳育児の呪縛から逃れることができたというケースもあります。粉ミルクでも人は立派に育つのですから、母乳信仰がうつの治療の妨げにならないようにしましょう。

治療はママと赤ちゃんが元気になるためのプロセスです。良い方向へ向かっているんだと、自信をもって臨んでください。

対策その3.「楽」しよう

STEP1.気楽の「楽」
「待たせてごめんね」でいい

赤ちゃんを泣かせてはいけない、かわいそうだと頑張っていませんか?

でも、子育て中のママのほうがかわいそうな状況も多々ありますよね。

よく、「赤ちゃんは泣くのが仕事だ」と言います。今調理中で手が離せない、洗濯物があともうちょっとで片付く、赤ちゃんのお世話のために、ママが食事しなければ…そんなときは、気楽にお仕事をお願いしてみましょう。

用事が済んだら「はいはい、ごめんね」と抱っこしてあげればいいのです。

何かを中断していらいらしながらする抱っこよりも、子供を愛しいと思う気持ちが溢れる抱っこになりますよ。

検証してみよう

他にも、子育てに関して「~しなければいけない」と思っていることはありませんか?それは本当かどうか、ひとつひとつやめて、確かめてみるといいでしょう。

意外とやらないでも平気なことが多いかもしれませんよ。もっと気楽な子育てに変えてしまいましょう。

STEP2.手抜き、ラクちんの「楽」
  • 睡眠不足解消のため、赤ちゃんが寝たら家事よりも自分優先で休む
  • 夕食宅配を利用してみる
  • 食洗機・洗濯乾燥機など、時短・便利家電を購入する
STEP3.楽しむの「楽」

対策その4.外に出よう

外には情報がいっぱい

保育施設では園庭公開日などが設けられているので、調べて行ってみましょう。今後のためにも良い情報収集の機会となりますよ。

自治体が行っている赤ちゃん向けのイベントに参加してみるのもいいですね。育児のプロである保育士さんや指導者の方から、何かしらのヒントがきっと得られると思います。

健康と気分転換のために

ママ友を作るんだと気合いを入れる必要はありません。

ママと赤ちゃんがリラックスするために、外の新鮮な空気を吸うために外出するのです。

近くの公園やスーパーにちょっと歩くだけでも、ママにとってはいい運動、赤ちゃんにとっては外の世界を体験する良い機会です。

ただ散歩するだけでも、同じ日は1日としてありません。苦しくなったら一度外に出てみてください。ママも赤ちゃんも気持ちがリセットされ、何かが変わります。

最後に、産後うつは人を選ばない病気だと言われています。周囲の目を気にする必要はまったくありません。

ちょっと頑張りすぎたママに、神様が与えてくれた休息のメッセージだと受け止めて、焦らずゆっくり過ごしてくださいね。

産後うつの治療や相談窓口についてまとめた記事もあります。気になる方は、ぜひ参考になさってください。

【参考URL】

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