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早産予防のために自分でできること

早産とは

引用:メディカルノート 図版参照

妊娠22週以降37週未満に出産することを言います。

早産の原因は、母体側によるものと、胎児側によるものがあります。

母体側としては、絨毛膜羊膜炎や子宮頸管炎などの感染症、切迫早産、前期破水、頸管無力症、常位胎盤早期剥離、前置胎盤、喫煙、歯周病、遺伝的素質・体質などが挙げられます。

母体側の子宮の細胞老化や体質などの因子と感染や炎症などの環境因子が相互的に作用し、早産の可能性が高くなると言われています。

胎児側としては、多胎(双子や三つ子)、胎児機能不全などが挙げられます。

早産になると・・・

赤ちゃんは身体の機能が未熟なまま生まれてくるため、死亡率が高く、様々な合併症や後遺症を発生する可能性が高くなります。

赤ちゃんの肺の機能が成熟し、自分で呼吸ができるようになるのは34週頃なので、それより早く生まれた場合、人工呼吸器が必要になることもあります。

赤ちゃんに何らかの治療が必要な場合は、NICU(新生児特定集中治療室)で行われることになりますが、NICUのベッド数は全国的に飽和状態にあり、近くのNICUが満床の場合は、県外のNICUに入院することもあります。

私自身も、働いていた病院に早産になりそうな妊婦さんがいらっしゃったときに県内のNICUが満床だったため、県外のNICUへの搬送に同行したことがあります。

切迫早産とは

早産になりそうな状態を言います。切迫早産の症状としては、規則的な子宮収縮(お腹の張り)、性器出血、子宮頸管の短縮、子宮口開大、破水、下腹部痛などがあります。

早産にならないために…

引用:キッセイ薬品工業株式会社  図版参照

切迫早産と診断された場合、入院治療が必要でないときの治療法としては、安静や内服を指示されます。

家事をせず休むように言われますが、上の子がいてなかなかゆっくり過ごすことができない、ご主人の帰りが遅くなかなか家事や育児の協力が得られない、仕事が休めない、もしくは休みたくないという声をよく聞きます。

そのような場合に自分でできる早産予防について以下に書かせて頂きます。

まずは早期発見!

一般的に、妊娠経過に問題がなければ、妊婦健診は妊娠22週までは4週に1回、23週から35週までは2週に1回、36週以降は週に1回です。

症状がある場合は次の健診まで待とうと思わずに、早めに病院連絡をすることが大切です。

病院に連絡をする必要がある症状としては、お腹の張りが1日10回以上、もしくは1時間に3回以上ある場合、子宮収縮に伴って痛みがある場合、破水、出血したときです。

助産師として働いていた頃、「お腹の張りが分からない」とよく妊婦さんから言われていました。通常であれば、お腹は柔らかく弾力がありますが、お腹が張ると、風船がパーンと張っているようにお腹が硬くなります。

また、お腹や腰辺りが重くなるのを感じる方もいらっしゃるようです。普段から自分のお腹に触っていると、お腹の張りを自覚しやすく、早期発見にもつながります。

お腹の張りが分かりづらい方は、妊婦健診の際に、お腹が張っていない状態を助産師に確認しておくと、分かりやすいと思います。

症状が進んでから治療を行うよりも、早期発見・早期治療することで症状の進行を防ぐことができます。

【参考URL】

歯周病の予防

引用:にしぐち歯科医院  図版参照

歯周病になると炎症物質であるプロスタグランジンが増殖し、子宮収縮が促されると言われています。

実は、このプロスタグランジンは陣痛の誘発や促進に使われるホルモンです。

歯周病になることで、自分自身で早産になる状態をつくりだしてしまうことになります。

早産予防事業として、母子手帳発行の際に歯科検診を同時に行っているところや、母子手帳に歯科受診無料券がついている自治体もありますので、そういう機会を利用してみるのも一つの方法です。

しかし、妊娠してから歯周病が分かり、治療することになると、つわりで歯科治療のため口の中を触られるのが嫌な場合もありますし、お腹が大きくなってくると仰臥位の姿勢がきつくなったり気分が悪くなったりすることもありますので、妊娠を希望されている女性の方は、できるだけ妊娠する前に定期的に歯科受診をされることをおすすめします。

また、日々のブラッシングが歯周病予防には効果的になります。

妊娠中の性行為について

精液の中には、絨毛膜羊膜炎を引き起こす細菌や、子宮収縮させるプロスタグランジンが含まれています。そのため、妊娠中に性行為を行う場合は、コンドームを装着してから行うことが大切です。

トコちゃんベルトで骨盤ケア

骨盤がゆるみ、子宮などの内臓が下がると赤ちゃんも下がりすぎて子宮頸管が押しつぶされてしまいます。

子宮頸管は圧迫されることにより刺激され、子宮収縮が起き、子宮頸管が短くなり切迫早産の原因になると言われています。

そうならないためにも、トコちゃんベルトで子宮やその他の内臓を正しい位置で支えることで、お腹が張りにくくなり、子宮頸管の短縮も防ぐことができます。

私自身、骨盤ケアの大切さを認識していたため、妊娠前よりトコちゃんベルトの使用を行っていました。

妊娠中も、できるだけトコちゃんベルトを装着するようにしていましたが、つい装着するのを忘れて外出したときに、普段よりもお腹の張りを自覚することが多々ありました。

トコちゃんベルトはインターネットで購入することもできるため、妊娠中に購入し装着されている妊婦さんもいますが、骨盤ではなくお腹に装着している場合もありますので、正しい装着方法を助産師に確認されることをおすすめします。

温めること

子宮は筋肉なので、寒いときや身体が冷えたときは子宮が収縮しやすくなります。お腹や腰、足元を冷やさないように腹巻や靴下・レッグウォーマーを履くことは大切です。

暑い日は冷たいものを摂りたくなりますが、できるだけ常温のもの、温かいものを摂ることをおすすめします。

自宅で手軽にできるツボ押し・ヨガ・お灸

お腹の張りが増えたときに自分で行ってみた方法です。この中で私に一番効果があったのがツボ押しでした。

主人が調べてくれたのですが、ツボを押して5分後にはお腹の張りが落ち着き、柔らかいお腹になりました。

ヨガは、つわりが落ち着き、20週頃から安産のためにDVD付きの本を購入して行っていましたが、お腹の張りがあるときのポーズがあるのを知り、お腹の張りが気になるときにしていました。

ヨガは呼吸を整えていくので、リラックスでき、お腹の張りも落ち着いたように感じました。

お灸は、身体を温めるために妊娠中に始めました。お灸というと火を使うものと思っていましたが、シールタイプのものでじんわり2、3時間効くものがあり、お灸をしている間も動くことができたので、とても便利でした。

【参考URL】

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