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いつの時期まで逆子だったら帝王切開になるのか

1.逆子での予定帝王切開の時期はいつ決める?

予定帝王切開の日程を決める時期は一般的に妊娠34週前後

あらかじめ帝王切開の日程を決めておく予定帝王切開の中でも、帝王切開やその他腹部の手術歴、前置胎盤、母体の感染症等が原因で帝王切開となる場合と、自然分娩(普通分娩)の可能性が残された逆子(骨盤位や横位)での帝王切開とでは、手術の日程を決める時期は異なります。

前者のように疾病や合併症等が原因の場合、胎児が充分に成長していると予測される時期や母体の状態を考慮しつつ、できるだけ早い段階で帝王切開の日程が組まれます。

一方、自然分娩の可能性が残された逆子の場合には、時間や状態の許す限り逆子体操やお灸、時には外転術等で頭位への矯正を試みます。

頭位に戻ることが可能な時期を考慮するため、妊娠34週目頃から先生と相談し、実際には36週を過ぎてからの検診で予定を組むことが多くなります。

予定帝王切開の日程の決め方

引用:産婦人科医院リサーチ 図版参照

逆子での予定帝王切開の日程としては、陣痛が来るであろう40週前後より前に予定を組むため、妊娠37、38週目あたりとなります。

ただし、これまでに出産したことがあって出産予定日より早く産んだ経験があるとか、今回の妊娠中に切迫早産を指摘されていた等、早めの出産が予測される場合には、赤ちゃんの成長が許せば、もう少し早い段階で帝王切開の日取りが組まれることになります。

2.逆子での予定帝王切開の前に陣痛が来たらどうするの?

緊急帝王切開に備えて準備をしておく

引用:産婦人科医院リサーチ 図版参照

逆子での予定帝王切開の場合、赤ちゃんの頭がママの子宮内で下になり得る時期や赤ちゃんが充分に成長する段階を待って日程を組むために、その日よりも先に陣痛が来る可能性もあります。

陣痛が来れば、時間の経過とともに分娩は自然に進行していく状態となりますので、たいていは緊急帝王切開として手術が開始されることになります。

このように緊急帝王切開になる可能性も考えて、予定帝王切開の入院日が決まるころには、入院や手術のための準備をできる限り早い段階で整えておいた方が良いと言えます。

手術日より先に陣痛が始まったら注意したいこと

陣痛が始まれば、すぐに入院する予定の病院に連絡して、症状を告げ、助産師の指示を仰いで下さい。

多くは、そのまま手術のための緊急入院となりますので、病院までの交通手段や所要時間を電話で伝えます。

交通手段としてタクシーを利用する予定の方は、このような緊急時にすぐに病院に駆けつけられるよう、最低でも3社は自宅まで迎えに来てくれるタクシー会社を調べておくようにします。

また、麻酔や手術に備えて、食事や水分は一切摂取せずに病院に向かうようにしましょう。

【参考URL】

3.逆子での予定帝王切開が緊急帝王切開になると何がどう違うの?

手術の方法は同じでも麻酔方法が変わるケースもある

引用:産婦人科の基礎知識 図版参照

予定帝王切開も緊急帝王切開の場合も、お母さんのお腹を切り開いて赤ちゃんを取り出すという手術の方法に違いはありません(お腹を縦に切るか、横に切るか等で傷の残り方には違いがあったりします)。

ただ、予定帝王切開の場合には多くが部分麻酔と呼ばれる腰椎麻酔等が選択されるのに対し、緊急帝王切開の場合には全身麻酔が一般的となります。

引用:産婦人科の基礎知識 図版参照

腰椎麻酔では、下半身の痛みはありませんが、手術中にお母さんの意識があるために、お腹の周りでゴソゴソと何かしている様子がわかったり、手術中の医師や看護師の会話も聞こえたりします。

また、医師や看護師が声をかけてくれるので手術の進行度もわかりますし、赤ちゃんの第1声を聴くことができたり、カンガルーケアも可能になったりします。

一方、全身麻酔では、手術中の意識がないので、手術が終了し、気が付いた時には病室や回復室にいるというのが一般的でしょう。

ママと赤ちゃんとの面会も、ママが目を覚ましてから行われるので、先にパパや上の子等と赤ちゃんが面会しているケースも多くなります。

緊急帝王切開ではなぜ全身麻酔になるケースが多いのか

腰椎麻酔は、全身麻酔に比べて手順も多く効果が現れるまでに時間を要すため、手術を始めるまでにそれだけ時間がかかってしまいます。

また、腰椎麻酔をする際に、身体が動いてしまうと麻酔の位置が定まらずに危険を伴うため、陣痛に耐えながら処置を受けるということ自体が困難であるケースもあります。

陣痛が始まると、分娩は時間の経過とともにどんどんと進行していくため、一刻も早く手術を始める必要があるという点からも、全身麻酔が選択されるケースが多くなります。

4.陣痛の見極めはとても大事

逆子での予定帝王切開の時期が決まる頃には臨月近くになっているため、ママは前駆陣痛(偽陣痛)と呼ばれるようなお腹の張りや痛みを経験することも多くなります。

しかし、その痛みが分娩につながるような陣痛であれば、前述のような緊急手術に至る可能性があるため、前駆陣痛と本当の陣痛とを見極める必要があります。

前駆陣痛と分娩につながる陣痛との見極め方

引用:みんなでお散歩~不妊治療ver.~ 図版参照

分娩につながる陣痛の場合には、規則的に徐々に強くなっていく痛みが特徴になります。つまり、15分や10分毎等痛みが起こる間隔が規則的であり、1回の痛みが続く長さも規則的です。

また、人によりますが姿勢を変えてもたいていは痛みに変化がありません。

一方、前駆陣痛の場合は、痛みの感覚が不規則であったり、痛み自体も徐々に強くなるというよりは強くなったり弱くなったりします。

姿勢を変えると痛みを感じなくなったり、痛みの感じ方が変わったりする方も多いので、陣痛が来たと思ったら、まずはベッドの上で安静にしてみて自分の痛みの経過を追ってみましょう。

5.陣痛が来たと思ったら、すぐに連絡・相談をしよう!

陣痛の見極めが大事だと分かっていても、いざ痛みがおそってくるとそれが前駆陣痛なのか本当の陣痛なのか判断に迷う事も多々あります。

私の場合は、第1子妊娠時に陣痛が来たと思って病院に連絡をし、内診や分娩監視装置での検査を受けるためにそのまま1泊入院したものの、前駆陣痛だと判明してそのまま帰宅するということがありました。

痛みというのは経験している自分自身にしか分からないし、精神的な影響もかなり大きいので、初産婦や経産婦ということに関わらず妊婦なら誰でも悩むことはあります。

そういう場合は、躊躇せずにかかりつけの病院に連絡して症状を伝え、指示を仰ぐべきだと思います。

迷って後悔するよりも、専門家に症状を聞いてもらった方が、的確に素早い判断をしてもらえますし、そのために分娩施設は24時間の相談体制をとっています。

たとえ本当の陣痛でなかったとしても、安全とお母さん自身の安心のためにすぐに連絡・相談をするようにしましょう。

予定帝王切開の日程が決まっていても、逆子以外の問題がなく、手術当日に頭位になっていれば自然分娩になりますし、それまでに陣痛が来る等のトラブルがあれば緊急帝王切開となるケースもあります。

どういった経過を辿るのかは、ベテランの産婦人科医師でさえ確実に予測することは困難であり、色々な可能性を想定して準備しておくことが重要となります。

ただでさえ、不安や恐怖を伴うことが多い出産という一大イベントですから、できる限り準備をしておいて、いざという時に慌てたり、不安を増大させたりすることがないように心構えをしておきたいですね。

【参考URL】

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