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妊娠中の葉酸にまつわるQ&A

「葉酸」という栄養素。妊娠を考えた時、妊婦となった時初めて聞いたという方が多いのではないでしょうか。

かく言う私も妊娠して初めて聞きました。その時私が抱いた疑問やその後出産した友人知人に聞かれた事を中心にまとめてみました。

Q.そもそも葉酸って何?

A.ビタミンB群の一種。自然の中にあるものと合成されたものがある。

葉酸はビタミンB群の一種で補酵素として働きます。造血や細胞分裂に使われます。その名前から野菜をイメージしがちですが、レバーやサクラエビ、果物などにも多く含まれています。葉酸には種類があります。

プテロイルポリ
グルタミン酸
自然食品中にある葉酸、いわゆる食事性葉酸です。葉酸は酸化により破壊されます。また熱に弱く、水溶性ビタミンなので、調理によって失われやすくなります。
プテロイルモノ
グルタミン酸
こちらは化学合成された葉酸です。サプリメントや食品に添加されているものは概ねこちらになります。

ふたつには、利用効率にも差があります。自然食品中にある葉酸、こちらは利用効率が確定していないのですが概ね50%とされています。それに対して化学合成された葉酸は利用効率が85%となっています。

Q.何で妊娠中に葉酸を摂ったほうがいいの?

A.「神経管閉鎖障害」のリスクを低減できるとされる。また妊娠出産において、通常より多く使う栄養素でもあるから。

細胞分裂の盛んな赤ちゃんと赤ちゃんを育てる為に身体を作り替えるお母さん、葉酸は非妊娠時よりも沢山必要になります。

摂取不足の場合、貧血、免疫機能減衰、消化管の機能低下、胎盤の早期剥離の一因となります。

これだけでも妊娠中に適切な量の葉酸を摂取する必要性を感じると思いますが、もう一つ葉酸の摂取をおすすめする大きな理由があります。

それは妊娠初期におこる「神経管閉鎖障害」そのリスクを低減できるという効能があると言われていることです。

神経管閉鎖障害とは脳や脊髄のもととなる神経管と呼ばれる部分がうまく形成されないことによって起こる神経の障害です。

しかし神経管閉鎖障害は複合的な原因で起きるもので、葉酸さえ摂っていれば必ず神経管閉鎖障害を防げるわけではありません。
【参考URL】

Q.葉酸を意識してバランスの良い食事をとっていれば大丈夫?

A.「神経管閉鎖障害」のリスクを低減するには食事だけでは不安です。

平成12年に厚生労働省より「神経管閉鎖障害」のリスクを低減する為には、妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までにプラス400㎍/日の葉酸を栄養補助食品により摂取することが勧告されました。

この勧告のもとになった欧米諸国や中国での研究で与えられたのは栄養補助食品であり、食事中の葉酸でリスクが低減するかどうかのデータはとられていない事から、現状で神経管閉鎖障害のリスクを低減する為には、バランスの良い食事による240㎍の葉酸摂取に加え、「栄養補助食品」での400㎍摂取が推奨されているのです。

またこの栄養補助食品で400㎍というのが注意すべき点で、利用効率を考えた場合食事摂取基準で摂取しようとすると約800㎍の葉酸を追加摂取する必要性があります。

葉酸を多く含むレバー類を100g食べる事で摂る事が出来る量ではありますが、レバーには別なリスクを高めるビタミンAが13000㎍(1日の接種量は3000㎍以下が推奨されている)も含まれていますので、毎日食べる事はできません。

野菜の中で比較的多いゆでた枝豆の場合100gの中に260㎍、つまり300gちょっと食べる事になりますね。

通常の食事に“追加して”です。妊娠前はバタバタ仕事をしていましたし、妊娠中は悪阻もあったので私には中々高いハードルでしたが、いかがでしょうか。

Q.葉酸はいつどれくらい摂ればいいの?

A.食事性葉酸300㎍に加え
妊娠計画中~妊娠3ヶ月 妊娠4ヶ月~出産まで 授乳中
栄養補助食品で400㎍ 養補助食品で100㎍または食事性葉酸200㎍ 栄養補助食品で100㎍または食事性葉酸100㎍

葉酸の非妊娠時の必要量は200㎍、推奨量は一日あたり240㎍です。H20年国民健康・栄養調査における日本人女性の平均葉酸摂取量=約300 ㎍/日 となっていますから普段から栄養バランスを考えた食事をとっていらっしゃる方は、普段の葉酸摂取量は問題ないでしょう。

ここに追加して先ほどものべましたが「神経管閉鎖障害」のリスクを低減する為には、妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までにさらに栄養補助食品による合成葉酸をプラス400㎍/日、妊娠、授乳中にお母さんと赤ちゃんの健康を保つ為には、それぞれプラス240㎍/日、100㎍/日をこちらは“食事から”の摂取が推奨されています。

私は妊娠4か月からはサプリメントからの摂取が100㎍程度になるように錠数を減らし、無くなったら食事に気をくばるぐらいで、あとは思い出したときに葉酸が添加された牛乳を飲んでいました。それでも後期は貧血になりましたので、もしかしたら葉酸が不足していたのかもしれません。

Q.妊娠が発覚したのだけれど、今更葉酸サプリメントは飲まなくていい?

A.飲んでおきましょう。

「神経管閉鎖障害」のリスクを低減する。という点だけを見ると効果は下がるようです(一部では後から摂取しても効果があったという報告もある)。

しかし妊娠初期は平時よりバランスの良い食事がとりづらくなります。そちらの目的でも飲んでおくことをおすすめします。

選ぶ際には妊娠中期以降不足しがちな“鉄”や、“カルシウム”、葉酸の利用効率を高める“ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC”が配合されているか、 “プテロイルモノグルタミン酸”つまり合成された葉酸が含まれているかを基準にしてみてください。

ただし栄養を手軽に摂りやすいサプリメントで摂取する場合、葉酸の過剰摂取にも注意が必要です。

1日に1000㎍以上の葉酸を摂取するとビタミンB12欠乏症による「巨赤芽球性貧血」という病気を診断しにくくなることが知られています。

胎児の喘息リスクが高まるという報告もされています。葉酸量をチェックしてからの購入をおすすめします。

【参考URL】

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