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妊娠時に見られる基礎体温の変化を知っておこう

1.1回の月経周期で低温期と高温期に分かれる基礎体温

1回の月経周期(生理周期)で基礎体温が低温期と高温期に分かれているというのはとても大切なことで、妊娠や出産をするために重要な女性ホルモンが正常に分泌されているかどうかを知る指標になります。

引用:顔のたるみ研究所 図版参照

女性ホルモンには、主にエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがあって、エストロゲンの方は多少の波はあるものの、常にほぼ一定に分泌されています。

一方で、プロゲステロンは排卵後に分泌され始め、妊娠しやすい環境をつくるために働いてくれます。このプロゲステロンの作用によって基礎体温は上昇し、高温期が維持されます。

基礎体温が高温期と低温期に分かれていない場合

1~3ヶ月程基礎体温をつけてみて、グラフが高温期と低温期に分かれずに、ずっと小さな波を描いたようにほぼ一直線になるような場合には、排卵が起こっていないこともあります。

また、2期に分かれていてもだいたい14日程度ある高温期が極端に短いと、卵子が受精できるような状態まで成長していなかったり、着床が難しくなっていたりすることもあります。

このように基礎体温が正常な型でなければ、基礎体温で妊娠の徴候を知るのは難しいですし、そもそも身体内で妊娠する準備が整っていないということもあり得ますので、妊活する方は早めに婦人科やレディースクリニック等を受診するようおすすめします。

【参考URL】

2.妊娠すると高温期が継続

排卵日以降に子宮内が着床しやすいように環境を整えてくれるプロゲステロンですが、受精卵が着床するとそのまま分泌され続けます。

一方で、妊娠が成立しないと分泌が減少していき、子宮内膜が剥がれ落ちて月経に至ります。

このプロゲステロンが働いている高温期は、月経周期の長さに関わらず14日前後となります。

つまり、月経周期が28日の方でも40日の方でもほぼ14日であり、28日の方は低温期も14日前後、40日の方であれば低温期が26日前後ということになります。

引用:レディースホーム 図版参照

妊娠が成立するとプロゲステロンの分泌継続により、高温期が続くので、普段14日前後である高温期が18日以上続く様な場合妊娠が疑われます。

妊娠の可能性があって、基礎体温で高温期が長く続いているようでしたら、次の月経開始まで飲酒やカフェイン摂取は控えめにしておきたいですね。
【参考URL】

3.基礎体温以外にもある妊娠の徴候

引用:レディースホーム 図版参照

妊娠が成立すると、プロゲステロンの分泌継続やプロゲステロンの分泌を保持するヒト絨毛性ゴナドトロピンというホルモンの分泌が始まる等ホルモンバランスの変化があるために、基礎体温でいう高温期の維持やつわり以外にも様々な症状が出現する可能性があります。

この症状は妊娠超初期症状といって、着床から0~3週目の症状を指します。

生理が予定日に来なくて、遅れている日数が長くなっていくことで妊娠を意識する方も多いとは思いますが、基礎体温の変化と妊娠超初期症状の出現を知っておくことで生理予定日の前に妊娠成立を実感できることもあります。

妊娠超初期症状は個人差が大きい

妊娠超初期症状は、眠気や腹痛、体重増加、空腹感、頭痛、便秘、下痢、精神的不安定等、人によって異なりますし、症状がない方も多数います。

私の場合、いつも朝はスッキリ同じ時間に目が覚めるので目覚まし時計はいらないのですが、妊娠超初期にあたる時期には3日連続で寝坊するし、1日中眠気がありました。

1人目妊娠時も同じ症状があったので、2人目妊娠時には高温期の継続と眠気があった時点で妊娠の確信を持てました。

人によって異なる妊娠の超初期症状ですが、何かいつもと違う症状があって変だなという感覚が重要になります。

その感覚の違いを察知するためには、規則正しい生活を送っていないと難しいですし、妊娠しやすい身体作りのためにも心身ともに安定した生活を心掛けたいものです。

4.妊娠を疑ったら、まずは妊娠検査薬でチェックを

基礎体温の高温期が14日を超えて継続し、生理予定日を過ぎても生理がこなければ、積極的に妊娠検査薬でチェックしましょう。

生理予定日当日から使用できる妊娠検査薬も市販されていますが、取り扱っている薬局やドラッグストアはあまり多くないですし、費用も若干高めなので、生理予定日1週間経過後より使用できる妊娠検査薬がおすすめです。

引用:健康新聞 図版参照

これらの検査薬は、妊娠成立とともに分泌が開始されるヒト絨毛性ゴナドトロピンの尿中濃度に反応して検査するものですが、ホルモンの分泌量や速度には個人差がありますので、検査薬が陰性でも妊娠している可能性はあります。

検査陰性でも高温期が続き、生理が来ない場合には、妊娠の可能性があると考えて行動に注意するとともに、日を開けて再検査しましょう。

妊娠が判明してから、妊娠超初期に飲み会があって飲酒したとか頭痛で鎮痛剤を内服したといった理由で赤ちゃんへの影響を心配される妊婦さんも多いので、できる限り妊娠を早く知ることができるよう基礎体温の記載や症状出現の察知に努めるだけでなく、妊娠検査薬も有効に使いましょう。

5.知っておきたい月経と着床出血の違い

妊活のために基礎体温をつけていてそろそろ生理予定日という時期になってくると、このまま高温期が続いてくれればという期待と今回も駄目かもしれないという不安が入り混じったなんともいえない気持ちになる方も多いのではないでしょうか。

そのような時に生理がくると、とても落ち込んだり無気力になったりしますし、私自身基礎体温を測っていることが無意味に思えて計測を止めたこともあります。

ただ、高温期に出血があってそれが生理だと思っても、実は着床出血だったということもありますので注意が必要です。

基礎体温が着床出血と月経を見分ける手がかり

着床出血というのは受精卵が子宮壁に着床する時に起こる出血で、子宮壁が傷ついたことにより起こります。

この着床出血は誰にでも起こるものではありませんが、生理による出血との違いを知っておきましょう。

引用:ミネカラ 図版参照

一般的に着床出血は微量で長くても2,3日程度で止まることが多いようです。オリモノが若干ピンク色になっているとか、血液の色も多くの場合生理とは違って薄い色となります。

ただし、まれに着床出血でも生理のように1週間前後続いたり、鮮血色の出血があったりしますので、両者に絶対的な違いはありません。

そこで、生理と着床出血を見分ける1つの手段として、基礎体温の変化があります。

生理であれば基礎体温は低下し低温期に入りますが、着床出血の場合にはたいてい高温期のままとなります。

ですから、出血がきてがっかりする気持ちは自分自身の経験からも痛いほど分かりますが、両者を見分けるためには基礎体温をつけ続けることも重要ですし、妊娠していないと確実に分かるまでは注意して行動するようにしましょう。