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基礎体温が下がる時も妊娠の可能性はゼロじゃない

1.妊娠・出産と女性ホルモン、基礎体温の密接な関係

女性の身体では妊娠や出産準備のために、エストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)といった女性ホルモンが分泌されています。

これらの女性ホルモンが正常に分泌されることで、規則正しい月経(生理)が起こったり、排卵を迎えたりすることができます。

女性ホルモンが正常に分泌されているかどうか知ることができる1つの指標として基礎体温がありますが、基本的に基礎体温のグラフは1回の月経周期で2層になっていて、月経開始から排卵までの低温期と排卵後から月経開始までの高温期に分かれます。

高温期には様々な症状が現れますが、妊娠準備のために身体が水分や脂肪を溜めこもうとするので低温期の方がダイエットに向いているというのはよく知られた話で、ダイエット関連で基礎体温の事を知った方も多いのではないでしょうか。

2.妊娠していても一時的に基礎体温が下がることもある

排卵後に受精や着床が起こらなければ、妊娠準備のために分泌されていたプロゲステロンは徐々に減少し、通常14日前後で高温期は終わります。

引用:岡山中央病院 図版参照

生理周期は正常でも28日~34日前後と人それぞれで開きがありますが(私の場合は生理周期40~42日ですが妊娠・出産には問題ありませんでした)、高温期が14日前後というのは共通しています。

一方、妊娠が成立するとプロゲステロンの分泌継続に加えて、プロゲステロンの分泌を促進するヒト絨毛性ゴナドトロピンというホルモンも分泌され始めるため、14日を超えても高温期が継続します。

ただし、妊娠していても妊娠超初期や妊娠初期に一時的に基礎体温が低下するという経験をする人もいるので、判断は慎重に行いましょう。

【参考URL】

3.知っておきたい!インプランテーションディップって何?

妊娠していても一時的に基礎体温が低下するという方も珍しくはないので、今回も妊娠できなかったと悲観する前にインプランテーションディップの可能性はないのか考えてみましょう。

インプランテーションディップとは、排卵後に起こる高温期の途中に一時的に基礎体温が下がる現象のことを言います。

妊娠成立後には高温期が継続するということが一般的に周知されているとは思いますが、インプランテーションディップという高温期中の基礎体温低下が妊娠の徴候の1つとして周知されている国や地域もあります。

日本でも最近ではインプランテーションディップがよく知られるようになってきており、嬉しい妊娠超初期症状の1つとして紹介されていることもあります。
【参考URL】

4.インプランテーションディップはどうして起きるの?

インプランテーションディップは、着床による一時的なホルモンバランスの変化で起こるとされている説もありますが、確実な原因は分かっていません。

実際に、妊娠していなくても高温期に一時的に基礎体温が低下することはあります。

ただ、妊娠している人の方がインプランテーションディップは起こりやすいという調査結果があるので、インプランテーションディップが起きる原因の1 つとして着床の影響が考えられているわけです。

インプランテーションディップというのは、あくまでも高温期に一時的に基礎体温が低下する現象そのものを指すので、全てのインプランテーションディップ=妊娠の成立ということではありません。

5.インプランテーションディップを見極めよう

着床の影響によって起こっていると考えられるインプランテーションディップであれば、着床のタイミングに合わせて起こります。

卵子は一旦排卵すると、子宮内を移動しながら受精、着床という経過を辿っていきますが、通常着床までには排卵日より1週間から10日程を要します。

そのため、排卵後の高温期が始まってから1週間程経過したタイミングで、長くても2,3日で終わる一時的な基礎体温の低下が妊娠によるインプランテーションディップの可能性があると言えます。

【参考URL】

私も妊活中は基礎体温の変化に一喜一憂していたので、高温期の後半に基礎体温が下がってがっかりし、インプランテーションディップのことを知って希望を持ち直して…という経験があります。

その時には結局10日目に高温期が終わってしまい、いつもより早く生理がきたので、多忙な仕事やストレスによりホルモンバランスが乱れた影響だったのかなと自分自身考えています。

その後、妊娠した時にインプランテーションディップを経験することはありませんでしたが、こういう現象があるということを知っていたので、基礎体温が下がった=妊娠できなかったと早とちりすることなく、早めに禁酒を解禁したりすることもなく過ごせたので良かったとは思っています。

引用:虎ノ門漢方堂 図版参照

もし、高温期が10日に満たない周期が続くようであれば、黄体機能不全といって妊娠をしたり、妊娠を継続させたりすることが難しい状態で、最悪流産となってしまうことも考えられるので、早めにレディースクリニック等を受診されると良いでしょう。

6.妊娠の可能性を慎重に見極めよう

インプランテーションディップがある=妊娠成立の証ではありませんが、妊娠している人の方がしていない人よりもインプランテーションディップが起こりやすいということはぜひ覚えておいて下さい。

妊活中の人が、高温期の後半で基礎体温が下がれば妊娠できなかったとがっかりし、基礎体温をつけ続ける気力がなくなったり、イライラしたり、こんなに頑張っているのにと悲しくなったりすることもあると思います。

妊娠をしていないのなら…と、我慢していたお酒やタバコを再開したり、睡眠薬や鎮痛剤の内服を始めたりする方もいるでしょう。

妊娠検査薬で正確に検査できる時期ではないので、確実に妊娠の可否を判断することは難しいですが、そのような時にぜひインプランテーションディップの可能性はないのかどうか一旦立ち止まって考えてみて下さい。

基礎体温が低下したのは排卵から何日目で生理予定日までは後何日あるのか、何日くらい基礎体温の低下が続いているのかを考え、確実に低温期に移行して、妊娠の可能性がないと判断できるまでは慎重に行動するようにしましょう。