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妊娠8ヶ月の赤ちゃんの様子について

妊娠8ヶ月からは、ついに妊娠後期に入ります。赤ちゃんはどんどん成長し、外の世界に出ても大丈夫なように、様々な器官が完成してきます。

そんな妊娠8ヶ月目の赤ちゃんの様子をまとめました。

妊娠8か月目とは

引用:キズナエイド 図版参照

妊娠8ヶ月は、妊娠28週、29週、30週、31週を指します。

赤ちゃんの大きさは、31週末で身長は約43センチ、体重は約1800グラムまでに成長しています。

赤ちゃんの大きさには個人差があります。ママの子宮底長は、27センチから31センチくらいです。

赤ちゃんは皮下脂肪がつき始め、ふっくらとした身体つきになってきます。

胎位が安定してきます

妊娠8ヶ月くらいになると、今まで増え続けてきた羊水がこれ以上増えなくなり、活発にぐるぐると動き回っていた赤ちゃんもだんだんと位置や姿勢が定まってきます。

そして、多くの赤ちゃんは、頭を下にする体制になります。

現時点で逆子であっても、まだ回転するスペースはあるので、自然と正常位になる可能性はあります。

医師に診断に従いながら様子をみましょう。

逆子体操をしてみるのも良いかもしれません。

逆子体操について

逆子体操とは、足を下に向けている逆子の体制の赤ちゃんを、頭を下にする正常位に戻す体操です。

切迫早産の方など、やらない方がいいママもいるので、先生の許可をもらってから行うようにしてください。

仰臥位(ぎょうがい)ブリッジ法

仰向けで寝て、腰を浮かせる体制をとります。約10分程度、その姿勢を保ちます。腰にクッションを当てるなど、楽な体制で行ってください。

胸膝位(きょうしつい)

引用:山本産婦人科 図版参照

うつぶせの姿勢をとり、お腹に力を入れないようにしながらお尻を高く持ち上げる体制になります。

大体15分から20分その姿勢を保ちます。

その後は、シムス体位で横になります。

どちらも子宮口を高くすることで赤ちゃんを骨盤からずらし、回転しやすくする方法です。

この体操をやっていて、グルンと赤ちゃんが回転したのがわかった、というママもいます。

体操をしている途中にお腹が張ってきり痛みが出てきたりする場合は、すぐに止めて楽な体制で身体を休めるようにしてください。

逆子による帝王切開について

医師の判断にもよりますが、大体が35週になっても逆子が治らない場合は、自然に正常位に治る可能性が低くなり、帝王切開になることが多いようです。

逆子以外にも、赤ちゃんがお腹に対して横向きになっていたり、前置胎盤や巨大児で径膣分娩が不可能と診断された場合も帝王切開になる場合があります。

引用:mamari 図版参照

早産について

もしこの時期に早産になってしまっても、赤ちゃんは1000グラムを超えており、外に出ても生きていける最低限の機能が揃っているので、無事に育つ可能性が高いです。

その背景には、高度医療技術が進んできていることにも大きく影響しています。

また、赤ちゃんの成長には個人差があるので、その赤ちゃんの体重やどのくらい機能が完成しているかにも左右されます。

ICU(新生児集中治療室)で治療・管理されることになります。

しかし、できるだけ生産期までお腹にいることが望まれます。

早産の兆候の発見や早産を避けるためにも、しっかりと検診を受け、痛みや出血などの体調の変化には注意して過ごすようにしてください。

絨毛膜羊膜炎などの感染症や子宮頸管無力症も早産の原因になります。

絨毛膜羊膜炎(じゅうもうようまくえん)とは

引用:mamari 図版参照

赤ちゃんを包んでいる膜に炎症を起こす病気です。

炎症に気づかず進んでしまうと、子宮収縮を起こし、破水等の原因になってしまいます。

早期発見できれば、抗生物質の内服や膣洗浄や膣座薬を使用し治療します。

子宮頸管無力症(しきゅうけいかんむりょくしょう)とは

赤ちゃんの出口になる子宮頚管は、通常出産までしっかり閉じていますが、その子宮頚管が緩くなったり開いてしまうことがあり、その状態を子宮頚管無力症と言います。

子宮頚管を糸やテープで縫い縮める、頸管縫縮術(シロッカー手術、マクドナルド手術)を行うこともあります。事前に予防したり、進行してしまうとそれを留める方法はほぼありません。

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この時期の赤ちゃんの機能について

妊娠後期に入る頃には、赤ちゃんは羊水を飲んだり吐いたりして、呼吸の練習を始めます。

また、体温を調節する機能も身に付け始めるようになります

他にも、眼球が動くようになったり、光や音、においや味に対しての感覚が敏感になっていきます。

エコーで見てみると、大人と同じように心臓の部屋が四つに分かれていたり、横隔膜が移動する様子を確認することができます。

さらに、血液を作り出す骨髄が機能し始め、ママから血液をもらわなくても自分で作り出せるようになります。

そして、歯茎の中で乳歯の素が完成して、その下に永久歯の素が作られ始めるようにもなります。

大脳皮質が急激に発達します

脳の中枢神経が発達してきて、赤ちゃんは自分の意思で身体の隅々までコントロールできるようになります。

そのため、赤ちゃんにも個性が出てくるので、胎動が激しい赤ちゃんもいれば、大人しい赤ちゃんもいます。

全く胎動を感じなくなった時はすぐに医療機関を受診した方がいいですが、強くても弱くても胎動を感じられているのであれば、特に心配する必要はありません。

また、何かを記憶したり学習能力が芽生えてくる時期でもあるので、生まれてから胎内の記憶があるかもしれませんね。

実際に、私も子どもが少し話をできるようになる2~3歳の時に、お腹の中にいた様子を聞いたら「狭くて窮屈だったよ。」などと話してくれました。

私自身小柄でお腹が平均より小さく、赤ちゃんは3000グラム以上あったので、本当に窮屈だったと思います。

5~6歳の頃にもう一度聞いたら、もう覚えていませんでした。覚えていて話してくれた、という経験をするママは多くいます。

胎内記憶のことを聞くことも楽しみですね。生まれたらぜひ聞いてみてください。

成長するスピードについて

これまで約28週かけて1000グラムほどに成長してきた赤ちゃんですが、妊娠後期からは、四週間で平均900グラムと、急成長するようになります。

その分、ママへの負担も大きくなります。こまめに休憩をとったり、無理をしないようにしましょう。

ママから免疫力を分けてもらいます

子宮の中は無菌状態です。お腹の外に出た時に病気になどに対する免疫力を、この時期にママから分けてもらいます。

この免疫力の効果は、生後3か月から6ヶ月頃までで、成長するにつれだんだんとなくなってきます。

この免疫力のことを「免疫グロブリン(IgG)」と言います。

まとめに

妊娠後期に入り、赤ちゃんは着々とお腹の外へ出る準備を始めています。

そのために、ママは頻尿になったり、貧血やむくみや便秘、またお腹が大きくなるにつれて何をするにも大変になったりと、様々な症状や負担が増えてきます。

無理をせずに、ゆったりと残りわずかなマタニティ生活を送ってください。

普段の家事も大変になってきますので、腰やお腹に負担がかかるお風呂掃除など、パパが手伝えることは手伝ってもらってくださいね。

また、母親学級に参加すると、出産に対する知識や、出産後の赤ちゃんのことなど、様々なことを教えてくれます。

体調を見ながら、積極的に参加するようにしましょう。頻繁な張りや痛みは早産(出産)の兆候なので、異変があれば医療機関を受診し、いつ出産になってもいいように準備をしておきましょうね。

お産のイメージトレーニングをしておくのも良いですよ。

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