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逆子体操の効果を上げるために押さえておきたいコツ

1.逆子体操って何?

逆子にも色々な種類がある

逆子体操というのは、通常頭から生まれてくる赤ちゃんが何らかの理由で逆子(骨盤位や横位など)となっている時に、それを頭位(赤ちゃんの頭が一番下の状態)に治すための体操になります。

引用:かわいくママ  図版参照

1言で逆子(骨盤位)と言っても、ママのお腹の中で赤ちゃんのお尻が一番下となる姿勢(単臀位)や赤ちゃんの両膝が一番下となる膝をついたような姿勢(全膝位)、赤ちゃんが直立したような姿勢(全足位)等多くの種類があります。

足や膝から赤ちゃんが出てくるとなると、赤ちゃんの関節が途中で引っ掛かったりして難産となる可能性があるため、多くは帝王切開が選択されます。

ただ、逆子の中でも、赤ちゃんのお尻が1番下になった姿勢(単臀位)等では、自然分娩が選択されるケースも多くありますので、医師とよく相談して頂きたいと思います。

逆子体操って本当に必要なの?

引用:山本産婦人科 図版参照

頭位(赤ちゃんの頭が一番下の状態)での自然分娩では、大きな赤ちゃんの頭に続いて肩が娩出されることで、その後全身がスムーズに出てくることができます。

そのため、逆子体操で頭位に戻そうとするわけですが、実際に帝王切開で出産となるのは全ての分娩の5%前後です。

そして、その原因も逆子だけではありません。また、逆子体操をしたから必ず頭位になるわけでもなく、頭位だから全てが自然分娩を選択できるわけでもないのです。

ただし、逆子を逆子体操によって治すことで、自然分娩を選択できる可能性は確実に高まるわけですから、医師や助産師、看護師からの指示があった場合、積極的に逆子体操を行って頂きたいと思います。

2.逆子体操はいつからすればいいの?

逆子体操は概ね妊娠8~9ヶ月頃に行う

逆子体操をするタイミングには、胎児の大きさとお母さんのお腹のスペースが関係してきます。

通常、妊娠28~30週頃までは、お母さんの子宮内で赤ちゃんは自由に動き回れるスペースがあるため、赤ちゃんの姿勢は安定していません。

しかし、その頃を超えて、妊娠34週を迎える時期には赤ちゃんが大きくなって徐々に動きづらくなってきますので、概ね妊娠28~34週までに逆子体操を指導されたり、実施したりすることが多くなります。

ただし、時には臨月に入ってから逆子になったという赤ちゃんもおり、個人差がありますので、産院の指示をよく聞いていただきたいと思います。

逆子体操が効果的な時期にも個人差はある

妊婦健診に行くと、超音波検査で赤ちゃんの大きさを測定したり、推定体重を計算したりすると思います。

その時に、「2週間くらい大きいね」とか「1週間分くらい小さいね」とか言われるのはよくあることで、赤ちゃんの成長・発達には個人差があります。

その推定というのもあくまで計算上の値なので、私の場合、第1子出産時には推定体重より300g程小さく出産した経験もあり、一概には言えないと感じます。

また、お母さんの子宮の大きさや伸縮の程度、羊水の量にも個人差がありますので、陣痛が始まる瞬間まで逆子になったり、または頭位になったりする可能性はあると言えるでしょう。

【参考URL】

3.逆子体操にはどんな方法があるの?

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逆子体操には主に2種類あります。「胸膝法」と「ブリッジ法」とがあり、どちらもお母さんのおしりを高く上げることで赤ちゃんを骨盤内から出し、回転しやすい位置に持ってくるようにします。

胸膝位となる「胸膝法」では、両膝と肩をベッドにつけた半うつ伏せ状態となり、おしりをできる限り高く持ち上げます。

20分程度その姿勢を維持してから、側臥位(横向き)となりそのまま休みますが、赤ちゃんが回転しやすい向きを指導された時にはその向きを守るようにして下さい。

側臥位となる時に、若干倒れこむようにすると回転しやすくなりますので、無理のない程度に行うとよいでしょう。

次に「ブリッジ法」ですが、仰向けに寝ておしりの下に枕や布団を入れ、おしりを高く上げた状態を作ります。この姿勢を専門家に指導された方法や時間、回数を守って行うようにしましょう。

4.逆子体操の効果を上げるために一緒にしたいこと

前置胎盤やへその緒の長さ、羊水の量等逆子の原因が明確なこともありますが、多くの逆子の場合その原因が分かりません。

以前は、逆子を治すために、医師が手でお母さんのお腹の上から直接赤ちゃんの向きを変えるという外転術が多用されていました。

しかし、逆子の原因がわからない以上、外転術のリスクも大きく、現在では限られた熟練医師のみが行ったり、直ちに帝王切開に移行できるよう万全の準備で行ったりするようになっています。

一方、リスクの少ない逆子体操やツボを刺激する針灸治療といった方法がよく用いられるようになっています。

より効果的に逆子体操をしよう

逆子の原因がはっきりとしない中でも、冷えは逆子の1因であり、子宮周辺や全身を温めて血流を促し、赤ちゃんの動きを活発にすることで逆子が治りやすくなります。

そこで逆子体操をする時には入浴後の身体が温まった状態で行ったり、体操の前後で足浴を行い全身の血流を良くしてあげたりすることも、効果を上げるためにお勧めです。

また、指導された体操をただこなすだけではなく、体操中にはお腹の赤ちゃんがどういった姿勢でいるのか、どう動いて欲しいのかをイメージしながら行うと良いでしょう。

そうすることで、ママの腰が持ちあがって、赤ちゃんがより動きやすい体勢になったり、良いタイミングで勢いがついて回転しやすくなったりします。

そういった意味では、赤ちゃんに声をかけながら行うと、赤ちゃんのタイミングとママの動きを合わせることができるかもしれません。

実際に、語りかけで逆子が治ったというママの体験談も多くあるので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

5.逆子体操の効果を上げるために注意したいこと

逆子体操をする時には、産院で指導された方法を必ず守るということがまず基本になります。

その上で、お腹の痛みや張り、胎動の変化等に注意しながら無理をしないということや、都市伝説の様なリスクが高い方法は避けた方が良いと思います。

逆子体操は指導された通りに行うことが基本

まず指導された方法を守るということですが、赤ちゃんの姿勢や向きによってママの体操方法も異なります。

赤ちゃんが回転しやすい向きにママが転がったり横を向いたりするように指導されますので、向きを間違えないように注意しましょう。

健診の度に赤ちゃんの向きが変わったりするので、私自身、体操中にこの向きで合っていたかなと不安になることも多々ありました。

ただ、電話で確認するのは大袈裟かなとそのまま体操を続けてしまったこともあり、途中からその日指導された体操の向きを母子手帳に書き留める等工夫をしていました。

身体も心もゆとりをもって体操をしよう

次に、無理をしないという点ですが、逆子体操を頑張り過ぎて早産のリスクを高めてしまっては本末転倒になります。

赤ちゃんが1人で安定した呼吸ができるということから、正期産(妊娠37週0日~41週6日)で生まれてくるというのは非常に重要なことになりますので、くれぐれも頑張り過ぎないようにしましょう。

そして、都市伝説のようなリスクが高い方法と書きましたが、お姑さんや実母等に勧められて意外としてしまうのが、逆立ちや倒立だったりします。

臨月近いお腹を抱えての逆立ちは非常にアンバランスで、言うまでもなく転倒のリスクが高いので止めておきましょう。

できる限り自然分娩で産みたいという気持ちや帝王切開を避けたいという理由から、毎日逆子のことばかり考えてしまったり、過剰に体操を頑張ってしまったりすることもあると思います。

ただ、できれば、どんな方法で生まれるにしろ、赤ちゃんとお母さんが安全であることが1番だと考え、心のゆとりを持って出産に挑みたいものです

【参考URL】

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