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妊娠9か月目の赤ちゃんの様子について

赤ちゃんがお腹の中にいる時間も、わずか2ヶ月余りとなってきました。この時期は、もう見た目は新生児とほぼ変わらないくらい成長しています。

そんな9か月目の赤ちゃんの様子をまとめました。

妊娠9か月目とは

引用:キズナエイド 図版参照

妊娠9か月目は、妊娠32週、33週、34週、35週を指します。

妊娠35週頃には、赤ちゃんの体重は1900グラムから2700グラムくらい、大きさは43センチから46センチくらいに成長しています。

子宮の大きさは、妊娠していない時に比べて、約800倍にもなっているのですよ。

赤ちゃんの大きさには個人差がありますので、先生から注意や指導が入らなければ、あまり平均は気にしないようにしましょう。

推定体重は超音波検査で調べることができます。

頭の横幅や腹部の面積、大腿骨(だいたいこつ)の長さを測って体重を推定します。

大腿骨とは、股関節と膝関節の間の太い骨のことです。

子宮内胎児発育遅延(発育が遅れている状態)が疑われる場合は、さらに詳しい検査をすることがあります。

できるだけ赤ちゃんを大きくするためにはママが安静にしていることが一番なので、安静入院を勧められることもあるでしょう。

赤ちゃんの身体について

赤ちゃんの身体には皮下脂肪がつき、ふっくらしてきます。

手首や足首にくびれもできてきます。

内臓も、新生児と変わらないくらいに完成してきて、肺呼吸ができるようになったり、胃腸が機能し始めます。

しかし、体温調節機能など、まだ未熟な機能もあります。

爪や髪の毛も伸びてきますよ。おっぱいを飲む練習もお腹の中でしています。羊水を飲んで尿をし、30分から40分おきに寝たり起きたりしています。

赤ちゃんの顔や腹部についていた胎毛がなくなってきますが、全身を覆っている胎指が赤ちゃんの皮膚を守ってくれます。

また、この胎脂は、出産時に滑りやすくして出産の手助けもしてくれるものです。

そして、これまで透けていて赤身を帯びていた皮膚も、ピンク色になり厚くなってきます。さらに、赤ちゃんの骨もどんどん固くなってきます。しかし、頭蓋骨は、生まれてからしばらくするまでは柔らかいままです。

免疫機能について

免疫機能もだいぶ発達しています。しかし、大人に比べれば、まだまだ弱いです。お腹の中にいる時は、ママの免疫機能に守られています。

そして、生まれてからも、母乳を通して免疫機能をママから分けてもらいます。母乳には免疫グロブリンという物質が含まれていて、この物質が、ばい菌やウイルスに対抗してくれます。

大体生後6ヶ月頃にはこの機能もなくなってきます。

赤ちゃんの位置について

引用:グリコ 図版参照

9ヶ月頃になると、赤ちゃんはお腹の中での位置が決まります。赤ちゃんは頭を下にし、手足を丸めるような形でいます。赤ちゃんが大きくなった分子宮が狭くなり、羊水も減ってきて窮屈そうに見えるかもしれません。

しかし、赤ちゃんは元気で、赤ちゃんが動くとひじやひざがお腹をグーっと押し、お腹が波打つような様子を見ることもできます。とても力強く、痛みを感じるくらいの時もありますよ。

この時期に、赤ちゃんが頭を上にしている状態(逆子)や、横向きになっている場合は、医師から帝王切開の説明があるかもしれません。

胎動について

お腹の中での位置が決まってくると、胎動は落ち着いてきます。

しかし、全く動かない、ということはありません。

この時期には、病院から胎動表といったものをもらい、毎日何回胎動があったか記入するように指示されますので、安静にしてお腹に集中し、胎動をカウントする、ということをするようになります。

30分から40分に10回の胎動が平均な数と言われています。極端に少なくなったり、全く感じない時は、何かトラブルが起きている場合もあるので、すぐに病院に連絡するようにしましょう。

妊婦健診について

9ヶ月頃になると、これまでの尿・血圧測定・体重測定・超音波検査の他に、子宮口が開いていないか、柔らかくなっていないかを確認するために内診をしたり、ノンストレス検査を行います。

ノンストレス検査とは、赤ちゃんが元気かどうかを調べる検査で、ママのお腹にセンサーをつけて分娩監視装置に連動させ、赤ちゃんの心拍数を調べる検査です。

胎児評価とも言います。

この検査で出てくる表の数値の波で、お腹に張りがあるかもわかります。定期的に山を描くような結果が出てくると、頻繁に張りが起きている、陣痛に繋がるような張りが起きている、ということになります。

切迫早産気味と判断され、できるだけ安静にするよう指示されたりします。そのような場合は、医師の指示に従うようにしましょう。

【参考URL】

生産期について

引用:臨月グラフ プレママタウン 図版参照

妊娠37週からは生産期と呼ばれ、「もういつ赤ちゃんが生まれても大丈夫」という時期に入ります。

37週前の出産は早産となりますが、現代は医療技術も発達し、また、9ヶ月頃の赤ちゃんは身体の機能がほぼ完成しているので、34週以降であれば、早産で生まれても生産期に生まれた赤ちゃんとほぼ変わらずに、問題なく育つことが多いです。

ただし、体温調節機能が未完成なこともあり、保育器に入ることになります。

そして、できるだけ生産期までは赤ちゃんはお腹の中にいた方がいいので、切迫気味などで医師に安静などの指示をされている方は、動きすぎたり無理をしたりしないで、指示通りに過ごすようにしましょう。

赤ちゃんの表情について

お腹の中であくびをしている赤ちゃん

この時期の赤ちゃんは、表情を変えるようになったり、まぶしい光が当たると目をそむけるようになったりします。

顔の筋肉が細かく動かせるようになったからで、外からの刺激に対して笑ったり、怒ったり、泣いたりといった、豊かな表情を見せるようになります。

あくびをすることもありますよ。

まとめに

赤ちゃんがぐんと大きくなるので、お腹も大きくなり、ママは何をするにも一苦労だと思います。

また、血液量は増えますが濃度は薄まるので、ママは貧血気味になってしまいます。

立ちくらみやめまいなどの症状も出やすくなるので、ゆっくり動くようにしたり、転倒しないように気を付けるようにしましょう。

それから、大きなお腹を支えるために背中を反るような体制を自然にとるようになり腰痛になったり、大きくなった子宮が膀胱を圧迫して頻尿になったりと、様々なトラブルも多いかと思います。

夜中に何回も起きてしまい、熟睡できないことも多いようですが、出産後の授乳の練習と思い割り切りましょう。昼間、休んだりお昼寝ができるようなら、できるだけ身体を休めてくださいね。

出産まで2ヶ月余りとなりましたが、この時期になると、いつ出産が始まってもおかしくはありません。尿漏れだと思っていたら破水だったり、前駆陣痛だと思っていたら本陣痛が始まる、ということもあります。

そうなった時に慌てないよう、様々な出産スタイルに対してのイメージトレーニングをしたりと、心の準備をしておきましょう。もちろん入院準備、退院後の準備も万全にしておきましょうね。

中には、切迫流産、切迫早産でずっと入院している、というママもいることと思います。辛い時期もたくさんあったと思います。しかし、赤ちゃんに会えるのはもうすぐです。

もう少し辛抱して、赤ちゃんに会えることを楽しみに、ゆったりとした気持ちで日々を過ごしてくださいね。

入院しているママの場合は、生産期になると退院になりますが、入院中点滴などで張りを抑えていたものが外れるので、退院した途端に陣痛がきて出産が始まることも多いようです。

順調なマタニティーライフを送っていたママも、決して無理はせず、赤ちゃんと一体で一緒に過ごせる日々を楽しんでくださいね。
36週からは、いよいよ臨月に入ります。

【参考URL】

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