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妊娠後期に起こりやすいむくみを予防する対策とは?

1.むくみ(浮腫)があるとはどんな状態なのか知っておきたい。

むくみ(浮腫)というのは、多くの妊婦さんが悩む症状の1つです。そもそも、むくみとは一体どのような状態なのでしょうか。

人間の体液というのは、大きく細胞内と細胞外(血管やリンパ管等)に存在するものに分けられます。

本来なら一定の体液量を保つために、水分は細胞内と細胞外を行ったり来たりしながら、過剰な分は血液やリンパの流れにのって尿や汗として排泄されます。

しかし、体液が過剰になったり、排泄に障害が出たりして細胞内に通常よりも過剰に体液が溜まってしまうことがあります。この状態を、むくみ(浮腫)があると言います。

図 プレママタウン 図版参照 妊娠中、体のむくみで悩んだことはありましたか?(回答者数=2181名)

むくみの判定によく用いられるのが、足首の上辺りを指で押す方法です。5秒ほど押してみて、離した時に押した皮膚が戻ってこなければむくみがあると言えます。

私はかなり重度なむくみを経験したので、皮膚を押した時にはジュワっと音がしそうなくらい水分豊富な細胞になっていました。

それに、溜まった水分のせいで皮膚がテカテカと光沢を持っていました。

もちろん靴は入りません。ここまでくると、予防で済むレベルではないので生活の中で解消するための積極的な対策が必要ですが、まずは、自分の体がむくんでいるかどうか朝晩に指で押してみて、日々の違いを感じられるようにしておきましょう。

2.なぜ妊娠後期になるとむくみやすいのか?

妊娠も後期に入ると、赤ちゃんに栄養や酸素を送るためにママ自体の血液量が増え、最大で妊娠前の1.4倍前後まで増えます。

急激に増えた分だけ、排泄が間に合わずに細胞内に留まってむくみとなりやすいわけです。

妊娠する前なら、少しぐらい塩気の濃いものを食べて、水をがぶがぶ飲んでもなんとか腎臓が頑張って、尿を作って排泄させてくれるでしょう。

でも、急激に増えた血液を処理するのでも大変な妊娠後期に、塩分を過剰に摂るというのでは身体に水分が溜まる一方となっても当然のことなのです。

血流量の増加以外にも、妊娠後期に入って赤ちゃんがぐんぐん大きくなることでむくみが起きやすくなります。

大きくなった子宮が、お腹周辺の血流やリンパの流れを圧迫するからです。そうすることで、下半身の血液やリンパ液の通り道が狭くなり、行き場のなくなった体液が細胞内に溜まって足のむくみとして現れるわけです。

【参考URL】

3.なぜ妊娠後期のむくみを予防する必要があるのか?

引用:高血圧さげさげガイドライン 図版参照

妊娠後期のむくみの怖さとして代表的であるのは、妊娠高血圧症候群という病気が隠れている恐れがあるということです。

引用:山陽新聞社 図版参照(クリックすると拡大します。)

むくみと蛋白尿、高血圧を主症状とするこの病気は赤ちゃんやママの生命も脅かしかねない病気であり、専門家の管理が必要になります。

自分のむくみの原因が思い当たらないとか、むくみを予防しているのにむくみがひどくなるといった症状があれば、病気の早期発見に繋がりますのでそういった点でもむくみ予防に努める必要があると言えます。

むくみがあることで、妊娠後期に重要な体重管理も難しくなります。

過度な体重増加は難産につながりますので、注意している妊婦さんも多いと思いますが、実はむくみで体重が増加していて、食事を控えた結果ママは栄養不足となり、低体重の赤ちゃんが生まれてくるということもあるのです。

怖いことに産道にもむくみは出現しますので、難産とならないためにも出産を間近に控えた妊娠後期には積極的に予防しておくことをおすすめします。

4.むくみの予防には血液とリンパの流れが肝心

妊娠後期のむくみの原因として、体液量の増加と流れの阻害があるわけですから、この流れをできる限り良くしてあげることでむくみは予防できます。

引用:ほのか接骨院  図版参照

ここで強調しておきたいのは、あくまで『予防』であるということです。

例えば、塩分を排泄させてくれるようなカリウムの多い食品(バナナやスイカ、納豆等が有名)を摂るというのは、尿量を増やしてくれるのでむくみ解消には良い方法ですが、たいしてむくみの実感もない時にわざわざ好きでもない食材を購入して積極的に食べますか?

ひどいむくみを経験した料理好きの私でも、なかなか塩分制限やカリウム摂取は面倒で続かなかったという事もありますし、毎日仕事や家事に忙しい現代女性には、そのような食事を徹底してというのも酷な話です。

マッサージ(特に先端から身体の中心にかけて流していく様なリンパマッサージ)やウォーキング等の有酸素運動を取り入れることでの運動不足解消にも、同じような事が言えるでしょう。

つまり、むくみ対策として効果的な方法だけれど、予防としてどこまで継続できるのかといったところです。

ですから、ここでは時間も手間もかからない方法をおすすめしたいのです。

5.着圧ストッキングと足上げでむくみを予防する

1人目妊娠で重度のむくみを経験した私は、2人目の時には妊娠発覚時から着圧ストッキングを着用して、足を上げた姿勢で寝るようにしました。

そのおかげで、母子手帳のむくみの欄は常にマイナスでしたし、身体が軽くてなんだか楽でした(必要体重はしっかり増えました)。

寝ている間にするだけなので、時間も手間もかかりません。

でも、下半身の血流を良くするという効果は絶大で、就寝時には少し凹んでいた日にも朝にはすっきりといった、とても良い解消法でした。

まず、着圧ストッキングですが、妊娠後期になると自分で履くのも大変なので、誰か手伝ってもらえる人がいるのなら、その人の生活スタイルに合わせて就寝時に履くのか、日中に履くのか決めたらいいと思います。

足の冷えの解消にも効果があるので、絶対おすすめですが、皮膚の弱い方は注意が必要ですし、強めの圧がかかるので皮膚に異常がでていないか着脱時にしっかりと確認するようにしましょう。

引用:着圧ストッキングの着用方法  図版参照

次に足を上げる方法ですが、妊娠後期になると仰向けはお腹が重いし、腰痛の悪化が心配なので、基本横向きになって足を上げます。

クッション等を使うと寝ている間に落ちてしまうので、ベッドの端から端まで、まるめた布団を固定する等寝具に合わせて工夫してみて下さい。

妊娠生活を漫然と過ごして、やっぱり後期にもなるとむくみがでるのは当たり前と決め付けずに、早めに簡単な方法を取り入れて、快適な妊娠・出産ライフを送りませんか。

【参考URL】

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