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切迫流産・切迫早産とは?~原因や治療法、診断されたらどう過ごす?~

妊娠してから出産するまでの約10ヶ月、何のトラブルもない妊婦さんは少ないです。

中でも、腹痛や出血などがあり、切迫流産や切迫早産と診断されるプレママさんはたくさんいます。

切迫流産や切迫早産とはどういった状態を指すのか、その原因や治療法などをまとめました。

切迫流産とは

切迫流産は、妊娠22週未満のうちに、出血や腹痛、お腹の張りなどがあり、流産する可能性がある状態を指します。

妊娠初期の流産は科学流産といって、胎児側の染色体の異常などが原因のことが多く、この場合は残念ながら予防法はありません。妊娠した女性の約15パーセントから30パーセントに起こると言われています。

しかし、切迫流産の原因は胎児側だけではなく、子宮筋腫などの子宮の病気や多胎妊娠、外的衝撃やストレスなど、様々なことが原因となります。

切迫流産と診断されたからといって必ず流産するわけではなく、妊娠を継続することも可能です。

その原因にもよりますが、子宮収縮予抑制剤が処方されたり、自宅安静や入院をして治療をします。医師の指示に従うようにしましょう。

「わんまいる」の宅配お惣菜

自宅安静とは、自宅で入院しているような状態でいることなので、食事やトイレ以外はできるだけ横になり、家事をしたり、激しい運動をしたりすることは避けます。

買い物に行ったり食事を作ることも困難な場合は、ネットスーパーを利用したり、「わんまいる」などの、お惣菜を宅配してくれる業者などを利用するなど工夫をして乗り切りましょう。

近くに家事等を手伝ってくれる人がいれば、頼ってもいいですね。

切迫流産の主な症状
  • 腹痛
  • 茶色いおりものが続く
  • 出血が続く
  • お腹が頻繁に張る

など。

切迫早産とは

切迫早産とは、切迫流産のような症状が妊娠22週から37週未満で起こり、生産期より前に赤ちゃんが産まれてきてしまいそうな状態のことを指します。

引用:日本産婦人科学会 図版参照

この時期のお腹の張りは、規則的になってくると陣痛にも繋がってしまうので、注意が必要です。

少しでも異変を感じたときは、できるだけ早くかかりつけ医を受診し、早期発見することが、その後の症状改善に大きく関わってきます。

また、切迫流産は胎児側に原因があることが多いことに対して、切迫早産は、母体側に原因があることが多いと言われています。

切迫早産の主な原因
子宮頚管無力症

引用:レディースホーム 図版参照

通常出産までは子宮口はしっかりと閉じていますが、出産ではない時期に子宮口が開いてきてしまう状態を言います。

子宮頚部が体質的に弱いことが原因で起こり、この場合は、開いてきた子宮頚管を縫う「シロッカー手術」などが行われます。

子宮筋腫

引用:大谷レディスクリニック 図版参照

子宮筋腫があると、妊娠の継続が難しくなることがあります。

その大きさや場所にもよりますが、子宮筋腫は赤ちゃんと一緒に栄養をもらい妊娠が進むにつれ大きくなるので、子宮内が大きくなった子宮筋腫のせいで狭くなり、赤ちゃんが出てきそうになってしまったりする場合があります。

大抵は検診時のエコー検査でわかります。

しかし、現代は女性の三人に一人が子宮筋腫があると言われているので、妊娠を望んでいる人は、妊娠前に産婦人科で子宮筋腫の有無も含め、子宮の状態を一度診てもらうようにしましょう。

前置胎盤

引用:名古屋第二赤十字病院 図版参照

前置胎盤とは、胎盤が通常より低い位置にあり、子宮口を胎盤がふさいでしまっている状態を言います。

少し子宮口に被さっている場合や、全てをふさいでいる場合などがあり、大抵の場合は、帝王切開での出産となります。

そして、前置胎盤は、胎盤が子宮壁からはがれてしまい、大量出血と共に母子共に危険な状態になってしまうこともあるので、診断された場合は安静にし、時には出産まで入院になる場合もあります。

少しの出血でも注意しなければいけません。

絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)

赤ちゃんを包む3層の膜に細菌が感染して炎症を起こす症状です。炎症が進み子宮膜にまで到達してしまうと、破水したりと、早産などの原因になります。

喫煙

妊娠中に喫煙をすると、ママの体内の血流が悪くなります。そのために、赤ちゃんにも十分に酸素がいかず、胎盤や子宮の血流も悪くなります。子宮収縮の原因にもなり、早産に繋がります。

妊娠高血圧症候群

引用:高血圧さげさげガイドライン 図版参照

妊娠高血圧症候群になると、むくみや高血圧、タンパク尿などの症状がでます。重症化すると母子共に悪影響を及ぼしますし、早産の原因にもなります。

急激に体重が増えることで妊娠高血圧症候群になることもあるので、妊娠中の体重管理はとても大切です。早期発見・早期治療が大切になってくるので、検診にはきちんと通いましょう。

ストレス

過度なストレスも早産の原因になると言われています。

過激な運動など無理をする

妊娠中も適度な運動は、ストレス発散や体重管理の上では大切なことですが、過激な運動をしたり、長時間立っているなど、身体に負担がかかることで早産に繋がることもあります。
【参考URL】

早産になってしまうと

生産期前に産まれる早産になってしまい、低出生体重児で赤ちゃんが出てきてしまうと、肺がまだ未熟だったりと機能が十分に発達していないままであったり、障害が残ってしまうこともあります。

そのようなことを避けるためにも、切迫早産と診断されたら医師の指示に従い、早産にならないように出産までの生活を送るようにしなければなりません。

私の体験談

私自身は二人出産していますが、二人とも切迫流産・切迫早産になりました。症状は妊娠初期の出血、妊娠中期から出産にかけての頻繁なお腹の張りでした。

妊娠初期の出血の時は、やはり「胎児側に原因があることが多いので、なるようにしかならない。」と言われたのですが、自分自身の判断でできるだけ安静にしていました。

そして、中期からのお腹の張りは、子宮収縮抑制剤の「ウテメイン」を処方されて服用していましたよ。

子宮収縮予防剤は、その副作用で動悸がしたり手が震えたりということがありますが、個人差もありますが、私はだんだんと慣れてきて、そのような副作用はなくなりました。

引用:mamari 図版参照

また、オリモノに細菌が多いという事で、検診の度に膣内洗浄、そして膣錠も処方されました。

これは、放っておくと細菌が子宮にまで到達してしまい、早産になってしまうことを防ぐためです。(絨毛膜羊膜炎)

このように、切迫流産や切迫早産の症状があったとしても、適切な処置をしてもらうことで、流産や早産を防ぐこともできます。

無事に二人とも出産できましたよ。妊娠前から流産や早産にならないような身体作りをしよう

妊娠を考えている場合、妊娠する前からの身体作りが順調な妊娠生活にも繋がります。

  • 身体を冷やさないようにする
  • 適度な運動など体力作りをする
  • できるだけストレスを溜めない
  • 喫煙をしない
  • 睡眠をしっかりとる
  • バランスの良い食事を摂る

など、不摂生をしている方は、生活習慣を改めることから始めましょう。

特に、その中でも、妊娠前から妊娠初期に特に重要になってくる栄養素に「葉酸」があります。

厚生労働省でも、妊娠前から「1日0.4ミリグラムの葉酸摂取」を推奨しています。

葉酸を多く含む食材としては、ほうれん草やアスパラガス、レバーなどがありますが、毎日食事から摂取するのは実はなかなか大変なのです。

葉酸には、神経管閉鎖障害など、赤ちゃんの先天異常のリスクを減らす効果があります。

そして、このリスクが軽減することで、流産や死産のリスクも低くなります。

そんな時は、「ベルタ葉酸サプリ」などのサプリメントを併用するのもいいですね。私もサプリメントを利用していましたよ。

まとめに

切迫流産や切迫早産は、妊婦さんであれば誰でも起こりうることです。

重要なことは、早期発見すること、そして症状を悪化させないために適切な処置をするということです。

そのためにも、妊娠中、身体の小さな変化にも気づくこと、そして、妊婦健診にちゃんと通うことがとても大切ですよ。

【参考URL】