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妊娠中期の便秘

妊娠中期は安定期、とも言われるように妊娠中で最も体調や妊娠の進み具合も安定している時期です。

つわりもそろそろおさまってくる人が多いので食事による対策、運動、と積極的に便秘解消へのアクションが始動できます。

しかし妊娠中は思った以上に身体の変化が激しい時です。

それは子宮が大きくなってくることで起こる骨盤まわりのトラブル。便秘とも深く関わってくるうえに、中期からのケアが安産力アップにつながるのでしっかりと対策していくことが重要です。

妊娠中期の便秘

妊娠中期になると、胎盤が出来上がるので、黄体ホルモンは卵巣からの分泌→胎盤からの分泌に移行してきます。

腸の蠕動運動は相変わらず抑えられているので何も行動を起こさないと便秘は解消されないことが多いです。

それどころか妊娠初期、つわりで食事がきちんととれなかったことで腸内環境がますます乱れて更に便秘がひどくなっている人が多いかもしれません。

羊水が増えるので水分は子宮周辺に集まっていきますし、中期から後期にかけては子宮が大きくなることで腸をはじめ、様々な臓器を圧迫していきます。

骨盤底筋群

引用:緑ヶ丘 カイロプラクティック 図版参照 (クリックすると拡大します。)

骨盤底筋群はその名の通り骨盤の底にある筋肉の集まりです。

以前は便を押し出す力、というと腹筋ばかりがクローズアップされていましたが、最近ではこの骨盤底筋群も関係していることが分かっています。

骨盤底筋群がしっかりしていないと内臓を支えきれず、うまく便を押し出す力が働きません。子宮が大きくなることでこちらも圧迫されます。

元々骨盤底筋群が弱いと便秘の他、さらにゆるんで出産前から尿漏れが起きたりします。

骨盤底筋群のトレーニング

骨盤底筋群を鍛えることで有名なのが、ケーゲル体操です。

基本的に締めて、弛めて、を繰り返すトレーニングです。トレーニングをする姿勢、どこを意識してどちらの方向に締めるか、に気を付けると効果が高いのでおすすめです。

引用:岩手県理学療法士会 図版参照 (クリックすると拡大します。)

骨盤底筋を鍛えることで便を押し出す力がアップするのはもちろん、筋肉の弛緩の感覚を覚えられるので骨盤底筋が緊張し過ぎて便秘になっているタイプの人にも有効です。

また、出産の時にはこの周辺の筋肉をリラックスさせることがとても大事です。

力の抜き方が分からないと赤ちゃんへの負担が大きくて頭が一時的に変形してしまったり、酸素レベルが下がったりするので事前にトレーニングしておくことをおすすめします。

私は子宮口が開くまでは時間がかかったのですが、初産なのに分娩は30分しかかかりませんでした。

また、意識してリラックス出来たので会陰切開せずに赤ちゃんを産むことが出来ました。そして産まれた直後の赤ちゃんの酸素レベルがすごく高い、と助産師さんに褒められました。

便秘解消の為に始めていた骨盤底筋のトレーニングでしたが、出産時にも色々な恩恵がありました。しっかりトレーニングしていて良かった、と改めて思った時でした。

腹帯、マタニティガードルはするべき?

妊娠中期になると日本では戌の日に安産を祈願して腹帯を巻く、という伝統があります。

私が妊娠中期を迎えたのが真冬だった事もあり、お腹を温めるのは良いかも、となんとなく巻いてみましたがどうも心地が良くない…。

元々腹帯の役割は赤ちゃんをあまり大きくしないで安産に導く、という昔の考えに基づいています。

今は伸びる素材でお腹をサポートする、保温する、という目的のものが多く出回っているようですが、大きくなってきたお腹には血行を妨げることもあるので便秘にもプラスに働くことはありません。

お腹が守られている感じがして精神的に安心する、という気持ちは分からなくもないのですが、そもそも日本だけの風習で、最近ではおすすめしない、という医師も多いようです。

【参考URL】

おすすめなのは骨盤ベルト

妊娠前から名前だけは聞いたことがあった骨盤ベルト。

用途を詳しく知らなかったのでてっきり出産後に巻くものだと思っていました。

たまたま出産した産院がトコちゃんベルトを推奨しているところだったので、その目的を詳しく知ることができました。

妊娠中は骨盤が弛む

妊娠すると骨盤をつないでいる靭帯がゆるみ、出産の準備が始まります。当然、腸を含む内臓は骨盤で支えられていますので、内臓下垂が起こります。

正しい位置にない腸はさらに動きが悪くなり、便秘も助長されます。

骨盤が弛むことで歪みが出て、なぜこんなところが?というところが痛くなったりもします。

私はお尻の筋肉が痛くなり、てっきりウォーキングをしているうちに痛めたのだと思っていたのですが、健診の時に相談したところ妊娠中期くらいからよく出る症状とのこと。骨盤のゆるみ、歪みが原因だそうです。

骨盤ベルトの効果

妊娠中から出来る骨盤ベルトはたくさんあるようですが、中でもトコちゃんベルトは医療機関や助産院で扱っているところも多く、巻く場所、巻き方などを詳しく教えてもらえるので安心です。

骨盤を整えて内臓の位置が正しく戻るのでそれだけで便秘が改善されることがありますし、妊娠中期から出てくる腰痛、恥骨痛、大殿筋痛などの改善に効果があります。

これから運動で便秘解消!と思っている人の大きなサポートとなるはずです。

また、妊娠中は浮腫みが気になり水分を摂るのをセーブしてしまう人がいますが、便秘対策にはタブーです。そんな浮腫み解消にも骨盤ベルトは効果を発揮します。

引用:尾頭橋整体院 図版参照 (クリックすると拡大します。)

早産の予防

引用:トコちゃんベルトの青葉 図版参照 (クリックすると拡大します。)

骨盤が弛むと子宮頸管が短くなり、切迫早産や早産になるリスクが高まります。そうなると便秘対策や運動どころではなく入院となることも少なくありません。

骨盤ベルトは骨盤を締めて子宮やその他の内臓を引き上げることで子宮頸管の長さが回復することも多く、早産の予防にも効果があるそうです。

気になるお腹の張り予防

妊婦を悩ませるお腹の張り。

なかなか最初はそれが便秘によるものなのか、妊娠によるものなのか判断がつきませんでしたが、だんだん子宮がカチカチになるのが分かるようになり、外出先で張りがしばらく続くととても不安でした。

お腹の張り自体は陣痛の予行練習のようなもので心配ないことが多いようです。しかし頻繁に起こると子宮収縮が激しくなり早産につながるので病院で張り止めを出されます。

この張り止めの副作用で便秘になることもあるので、出来れば飲みたくないところ。

そんな嫌なお腹の張りの予防にも骨盤ベルトは効果があるようです。ただし、正しく巻けていないと逆に張りを引き起こすので、使用には十分注意が必要です。

不安な場合は医師に相談を

骨盤まわりのケアをすることがいかに安産にむけて大切か、を掲げましたが、どんなに負担の少ないと言われていることも個人差があります。

子宮頸管が元々短めな人はトレーニングを始める前に医師に相談することをおすすめします。

また、骨盤ベルトはインターネットなどで簡単に購入することが出来ますが、妊娠中の使用は専門家の指導を受けた方が安心です。

産後も活躍するものなので、ぜひ妊娠中期から使用を始め、便秘解消プラス、安産力アップに役立てましょう。

【参考URL】

『カイテキオリゴ』

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