赤ちゃんようこそ.com > 便秘 > 妊娠中の便秘、原因と症状~腹痛、腰痛、吐き気、妊娠のせい?~

妊娠中の便秘、原因と症状~腹痛、腰痛、吐き気、妊娠のせい?~

ある調査では妊娠中に便秘になって苦しかった、という人は7割にものぼると報告されています。

妊娠を機に便秘になってしまう人がいたり、もともと便秘がちだった人がよりひどい状態になってしまったり…程度は様々だと思いますが、もともと女性は便秘になりやすい要因があるのをご存じでしょうか?

また、便秘は排便がスムーズにいかないことによる不快感だけではなく、全く無関係と思えるような症状を引き起こすのです。たかが便秘、と侮らず、しっかりと便秘を理解した上で対策を考えていくことが重要です。

便秘の種類

便秘の原因によって便秘はいくつかのタイプに分類されます。

まず、大きく二つに分ける事ができます。機能性便秘と、器質性便秘、と言われるものです。難しく聞こえますが要は器質性便秘は腸そのものの異常によるもの、機能性便秘はそれ以外、と考えると分かりやすいでしょうか。

器質性便秘である場合、程度にもよりますが個々の努力ではなかなか解決出来ない場合も多く、治療が必要です。

10101010テレビで話題となったねじれ腸もこちらに入るのでしょうが、実際のところは医学的な用語ではなく、分かりやすいように仮につけた名前なのだそうです。

日本人はこのねじれ腸、と呼ばれる状態の人が実に80%もいるそうです。

機能性便秘はさらに、急性便秘、慢性便秘、医原性便秘に分類されます。

急性便秘は一過性のものです。

たまたま水分が不足していたり、摂った食事がたまたま偏っていたり、旅行などで環境がいつもと違ったり、何等かの原因で腸内細菌のバランスが崩れて善玉菌より悪玉菌が優勢になったりで起こる一時的な便秘です。

器質性便秘にも急性のものがあります。それは腸がねじれてしまうことで起こる腸ねん転や、腸が癒着や圧迫などで起こる腸閉塞などの病気が原因の場合です。こちらは緊急で処置が必要な場合が多いので注意が必要です。

慢性便秘、これが一般的に大多数と思われます。そしてこれも、弛緩性便秘、痙攣性便秘、直腸性便秘に分けられます。

弛緩性便秘は主に腸の蠕動運動の低下や、筋力の衰えにより便を押し出す力が不足していることが原因で起こります。

痙攣性便秘は自律神経の乱れ等から腸の蠕動運動が過剰に起こることが原因とされますが、下剤の乱用などでも起こります。この痙攣性便秘は過敏性腸症候群へと進んでしまう事もあるので、注意が必要です。

直腸性便秘は、他の便秘が主に大腸が問題であるのに対し、直腸の異常で起こります。これは排便を我慢したり、浣腸を乱用したりすることによって正常な便意を脳が感じづらくなっていることが原因と考えられます。

そして医原性便秘と呼ばれるものがあります。こちらは薬の副作用で起こる便秘です。その他、症候性便秘、というものがあります。こちらは何らかの病気によって引き起こされる便秘です。

【参考URL】

女性に便秘が多いのは…

原因は上記のように分類されますが、実際はどれかひとつ、というよりも様々な要因がまざりあっているように思われます。女性に便秘が多いのは主に次の理由です。

身体的要因

女性は妊娠、出産の為に男性よりも骨盤が広いので腸が落ち込みやすく、曲がりくねった形になりやすい状態です。

曲がりくねっていると大腸を便が通過するのに時間がかかるために水分がより多く吸収されてしまい、便が硬くなり、排便しづらくなってしまうのです。

また、女性は男性に比べて一般的に筋力が弱いので腹圧が低く、便を押し出す力が弱いのも原因と考えられます。
女性は骨盤も歪みやすいので腸腰筋が緊張した状態が続き、便秘を引き起こす原因にもなっているようです。

引用:SKP整体 図版参照 (クリックすると拡大します。)

ダイエットによる便秘

妊娠前は体型維持の為、妊娠後は体重管理の為に食事制限をしている人は多いでしょう。

食物繊維もしっかり摂り、バランスよく食べる正しいダイエットなら問題はないのですが、食事の量を減らすことで作られる便の量が減って、腸の働きも低下します。

加えて極端な食べないダイエット等の場合はホルモンバランスや自律神経も乱れるのでそこから便秘につながることもあります。

また、徹底したオイル抜きダイエットも便の滑りが悪くなるので便秘につながると言われています。

トイレを我慢しがち

外出先で便意を感じてもなかなかすることが出来ずに我慢をしてしまうため、便が直腸に長時間留まり、硬くなって出しづらくなってしまうのです。

ホルモンによるもの

黄体ホルモンが分泌されると腸の蠕動運動が弱まり、自律神経も鈍くなるので便意を感じづらくなります。

また、骨盤が開いたり閉じたりを周期ごとに繰り返しているのですが生理前は骨盤が開いています。

腸の蠕動運動が弱い上に容積がいつもよりも広くなっているので便が溜まりやすくなる環境にあるので生理前は便秘になりやすいと考えられます。

更に、妊娠すると拍車がかかります。子宮に栄養や水分を溜め込もうとする働きも加わるので便が水分不足になって便秘が助長されます。

便秘の症状

便秘の影響による症状は多岐にわたります。腰痛、頭痛、吐き気、お腹がはる、肌荒れなどはまるで妊娠の症状のようです。

妊娠中はほんのちょっとの体調の変化がとても気になるものです。

特に腹痛やお腹のはり、などは不安要素なのでなるべくならない方が良いのですが、その症状が便秘によるものなのか、妊娠によるものかが定かでないと受診のタイミングを逃す場合もあります。

便秘解消にむけて

便秘の原因、症状が色々とあることが分かりましたが、実際に妊娠中に不安に感じるのは便秘と流産の関係ではないでしょうか。

妊娠が分かると、強くいきむことが怖くなります。排便するときに力を入れるところと出産するときに力を入れるところはほぼ一緒なので潜在的に今は強くいきみたくない、と思ってるのかもしれません。

流産を経験した女性ならなおさらだと思います。私が、そうでした。

実際は初期の流産は母体側でなく胎児側の問題で、染色体の異常などで仕方のないこと、というのは医師からも言われ、何を見ても書いてあります。

しかし本人にとっては悲しみ以外にも、何かがいけなかったのだろうか、他に打つ手はなかったのだろうか、という後悔の念が残るものなのです。

流産自体は、他人事、ではなくかなりのパーセンテージで起こりうることです。一昔前は明らかに妊娠の兆候が出てからでないと検査しなかったのに対し、今はかなり早い段階で陽性反応が出る妊娠検査薬でフライングで検査してしまうことが多くなっているから余計なのでしょうが…。

排便時にいきむこと自体は、余程の強い力でいきむのでなければ流産、早産とは直接は関係がないと言われていますが、やはり怖い。

そう考えると、力まずに排泄することが出来れば良いと思いませんか?

妊娠前はなんとか出そう出そう、としていたものを、逆に、出しやすい便を作る、と考えてみるのはどうでしょうか。今まで、便秘解消に向けてなんとなくの対策はしてきたかもしれませんが、本気で、徹底的にやってみるのです。

今までは面倒くさくなって下剤に頼っていた人も、赤ちゃんの為、と思えば実行できるのではないでしょうか。妊娠中に徹底的に腸内環境を改善してスムーズな排便習慣をつければ、出産に向けての不安要素が減るばかりでなく出産後もストレスなく過ごせます。

妊娠中は特に即効性を求めずに、長期戦を覚悟した方が最終的には得策です。便秘の要因が様々であるが故に何かひとつを実行するだけでは簡単に改善出来るものではないのです。

でも、重篤な器質性便秘でない限り、実行した分だけ結果がついてくると思います。様々な便秘解消法を実行し、便秘とは無縁の身体に整えて出産に臨みましょう!

【参考URL】

『カイテキオリゴ』

関連記事

  1. 妊娠中の便秘用オリゴ糖ランキング!買って後悔しない3商品はコレ
  2. 妊婦さんの便秘には実はココアがいいらしい~楽に便秘解消~
  3. 妊婦でも便秘薬を飲んで大丈夫?市販薬便秘薬と処方便秘薬について
  4. 水分補給を効果的に~超硬水で便秘解消~
  5. ヨーグルトの選び方、続け方
  6. 乳酸菌の効果的な摂り方
  7. 妊婦さんの便秘の原因と便秘解消方法~便秘に効く食事~
  8. 妊娠中期の便秘
  9. 妊娠初期の便秘
  10. お腹の赤ちゃんにも便秘の影響が?~母親の便秘と免疫力~