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妊娠中期、後期も葉酸サプリの摂取が必要な理由

厚生労働省先天性障害リスクを低減させるために「葉酸サプリ」を摂取するように推奨してから数年たちました。

その効果があり、妊活中の女性や妊娠が分かると、葉酸サプリを摂取する事が随分認知されるようになりました。

確かに葉酸は、胎児の脳や神経の発達に欠かせない栄養素で、妊娠初期には最も大切ですが、妊娠中期、妊娠後期にも葉酸は大切な役割を果たしてくれるのをご存知でしょうか?

では、妊娠期(初期、中期、後期)毎の葉酸サプリの役割は一体何なのかといった疑問があると思います。そこで今回は、妊娠期(初期、中期、後期)毎の葉酸の役割について詳しくご紹介していきたいと思います。

妊娠初期における葉酸サプリの役割

胎児の正常な細胞分裂を促しDNAの伝達を助ける

妊娠初期は、胎児が子宮内において、想像を超えるものすごいスピードで 細胞分裂を繰り返して成長している時期です。

この時期に葉酸が不足すると、細胞分裂の際にDNAの伝達のミスが起こる原因になると言われています。

すると、先天性障害など胎児の染色体異常の発生率や何らかの病気のリスクも高くなってしまうのです。

葉酸に含まれている「核酸」には、細胞分裂を正常に促進し、DNAの伝達を正確に行うために効果があることが分かっています。

特に、妊娠初期は、胎児成長に一番大事な時期であるために葉酸をしっかり摂取することが、重要視されているのです。

胎児の神経管閉鎖障害の発生率を低減する

胎児神経管閉鎖障害とは、受胎後約28日ごろに現れる神経管の形成異常が原因で、「無脳症」「二分脊椎」「髄膜瘤」など、胎児の脳や脊髄に障害が生じてしまうことです。

葉酸は、胎児の脳や神経管が形成される妊娠初期の、非常に重要な役割であるために、葉酸不足が神経管閉鎖障害の原因の一つであると考えられています。

欧米では葉酸を摂取することで、神経管閉鎖障害発生率が70%も低減できるとの研究結果が発表されてから、日本よりも早く1990年より、葉酸サプリが推奨されていました。

日本においては、かなり遅れて2000年より厚生労働省が妊娠1ヶ月前と妊娠3ヶ月までの妊娠初期には、食事以外にも毎日400μgの摂取量を栄養補助食品から摂取するように推奨する対策を取りました。

つわりを軽減する

葉酸を摂取すると、つわりが楽になるという研究結果は発表されていませんが、なぜ多くの妊婦さんが葉酸を摂取するようになってから、つわりが軽くなったと言っているのでしょうか?

つわりの原因もまだ解明されていませんが

  • 妊娠による女性ホルモン大量分泌
  • 自律神経のバランスが崩れる
  • あまり動かないようにして、胎児を守るため

が考えられています。

葉酸にはホルモンのバランスを整える働きがあるため、つわりの症状を和らげている可能性があるのでは、と言われています。

また、葉酸は自律神経の乱れを整え、リラックス効果もあるため、胎児の神経系異常のリスクを低減するだけでなく、妊婦さんの神経系にも作用してつわりを軽減してくれるようです。

妊娠中期における葉酸サプリの役割)胎児の成長を正常に促す

妊娠中期はまだまだ胎児細胞分裂が活発な時期であり、DNAが複製されて分裂を繰り返すことで、細胞が増え胎児は成長しています。

この時にDNAが正しく複製されるためには、葉酸が重要な栄養素となります。

つまり、葉酸は細胞分裂のサポートをして、胎児成長を促進するために必要不可欠な栄養素なのです。

妊娠中の悪性貧血を予防する

妊娠中は約80パーセントの妊婦さんが貧血になるそうです。貧血と聞くと、鉄分の不足から起こると思いますが、他の原因でも貧血は起こります。

妊婦さんが特に気を付けたいのは、葉酸不足が原因で発症する「悪性貧血」です。悪性貧血はかつて、不治の病といわれて、重症化すると死に至る、とても危険な病気でもありました。

悪性貧血になると、赤血球作られる過程で、赤血球のもととなる細胞分裂がうまくできず、肥大化して赤血球になる前に消えてしまうので、胎児に十分な栄養や酸素が運ばれません。

すると、胎児が正常に成長出来ずに、低体重児で生まれてくるリスクが高くなってしまいます。

ココに注目!

葉酸は「造血のビタミン」といわれる程、造血には大変重要な栄養素の一つです。

葉酸サプリを妊娠中期にも摂取することは、妊婦を貧血から守り妊娠中に40%も増加する母体の血液製造をスムーズにして胎児に必要な栄養や酸素を届けるようにします。

流産、早産のリスクを低減する

オランダの医療機関で妊娠経験のある227名を対象に調査した結果流産経験のある女性は、流産経験のない女性に比べて「血中の葉酸量」が少なかったことが分かりました。

しかし、なぜ葉酸が不足すると流産、早産しやすい可能性が高くなるのでしょうか? 葉酸不足になると、体内の「ホモシステイン」という、活性酸素が血液中に増えます。

流産の原因がこの「ホモシステイン」の血中濃度が高くなるため、とも考えられているのです。

葉酸は「ホモシステイン」を体に害のないアミノ酸に替える働きがあるので、 流産を防ぐためにも、葉酸サプリを摂取することが必要不可欠といわれているのです。

妊娠後期における葉酸サプリの役割

胎児の免疫機能や消化管機能を向上させる

胎児成長するにつれて、妊婦さんは血液を胎児に大量に届けるため、 貧血になり、免疫力も下がってきます。

しかし、胎児は生まれた時のために、免疫機能が向上していきます。

葉酸には免疫細胞のもとになるたんぱく質の合成を促進する働きが あり、摂取することで胎児と妊婦さんの両方の免疫力を強化する効果があります。

さらに、葉酸は免疫機能が集中しているお腹の消化機能を向上させ 妊婦さんの便秘の解消や、胃潰瘍などを防止することが出来ます。

妊娠高血圧症候群を予防する

妊婦さんの20人に1人がかかるといわれている妊娠高血圧症候群とは、 妊娠20週以降、分娩後12週まで高血圧な状態が続く、または、高血圧に蛋白尿を伴う症状のことです。

妊娠高血圧症候群が重症化すると、常位胎盤早期剥離が起きることもあり、 突然、胎児がお腹の中で死亡、もしくは母子ともに亡くなる可能性があるため、大変危険な状態になります。

葉酸はホモシステインの濃度を抑え、血流改善されるため、葉酸サプリを摂取することは 妊娠高血圧症候群の治療や予防・対策に役立つ可能性が高いと言われています。

抜け毛を防ぐ

妊娠中に抜け毛の悩みに遭遇する女性がたくさんいます。

抜け毛の原因は、胎児に栄養が優先されて送られるために、髪まで充分な栄養が残されてなく、さらにホルモンモンの大量分泌が体内のホルモンのバランスを乱すため、毛周期も乱れているからです。

葉酸は赤血球を造るために、欠かせないビタミンで、葉酸を摂取することで、十分な栄素を血液を通して頭皮まで運べるようになり、正常に毛母細胞の分裂が行われるための効果があるといわれています。

まとめ

このように、妊娠初期だけではなく、中期、後期にも重要な葉酸の役割があることをご紹介させていただきました。

ただし、葉酸は1日の必要摂取量があり、過激摂取は蕁麻疹や痒みが出るなど症状が出ることがありますので、1日1mg(1000μg)の摂取量を超えないように気をつけてください。

厚生労働省が発表している食事以外から摂取するべき1日の葉酸推奨量は以下の通りになります。

摂取するべき1日の葉酸推奨量

  • 妊活中または妊娠初期・・・400μg/日
  • 妊娠中期・・・240μg/日
  • 妊娠後期・・・240μg/日

赤ちゃんの健やかな成長とお母さんの健康のために妊娠初期だけでなく妊娠中期、妊娠後期も 葉酸サプリを継続して摂取してくださいね。